T-80 再生産

ウクライナとよくわからない戦争を今も継続するロシア、戦争を始めた理由はなんだったのか記憶が曖昧になりつつあるのですが、そんなロシアは過去に生産を打ち切ったT-80というガスタービンエンジンを搭載した戦車を再生産するなどと発表しています。

実はこの発表は2023年9月頃にあったらしいのですが、現在どうなっているのか。ロシアの軍事ニュースサイトによると、ズヴェズダTVチャンネルで今回の総責任者とするアレクサンダー・ポタポフによると「軍が私達に課した任務です。また新しい能力が必要でこの問題について積極的に取り組み検討をいています」と説明しています。

実はT-80の生産ラインについては既に閉鎖されており今回の判断から新たに再開するということになります。そして今後生産されるT-80については1250馬力の出力があるエンジンではなくGTD-1500、1500馬力のものを搭載する予定だといいます。
このGTD-1500は1990年代にテストされていたもので何らかの理由で生産はされなかったものだとしています。また将来的にはデザインはそのままで1800馬力まで高めることが可能であると推定されています。このエンジンについては2025年ごろまでにGTD-1500を生産ラインに投入すると説明しています。

ただしロシアのネットユーザーからは「新型戦車としながらソ連時代に生産された車両や近代化された車両が再利用されるのではないか」などとコメントしており生産再開については懐疑的な意見も投稿されています。

不思議なのはロシアではT-14という最新の戦車が作られているにもかかわらずT-80を再生するのかという点。将来の輸出なども考えているのか輸出ならディーゼルエンジンのほうが良いと考えられるのですが詳しくは不明です。

▼ジェットエンジンのような音をだしながら移動するT-80

ガスタービン戦車の利点

世界の一部の戦車はディーゼルエンジンではなくガスタービンエンジンを搭載しています。ガスタービンエンジンとはジェットエンジンのことで、アメリカのエイブラムス戦車にはヘリコプター用に開発されたものが搭載されており、ロシアではT-80にガスタービンが採用されました。

利点は小型でありながら高出力であるため戦車の機動性が著しく向上します。また「接近時の前面投影時のノイズが少ないのも特徴だ」としているのですがどういう理由のかは不明です。合わせて北極圏など低温環境もで素早くエンジンが起動できるため、機動性という面ではディーゼルとはかなり異なるとしています。

一方で欠点も多く、故障した場合は基本的に現場で修理は不可能です。ジェットエンジンであるため燃料消費が多い点もあります。