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アメリカ軍及び自衛隊によると2023年11月29日、屋久島近くの海域に墜落したCV-22について、2024年1月11日をもって捜索活動および引き上げ活動を終了したと発表しました。

今回の捜索活動については年を超す形で実施され結果としては墜落したオスプレイの機体の大半を回収することができ、乗員については8人中7名を回収することができたものの航空士1名の回収はできませんでした。

US, Japan end search for remains of last airman in Osprey crash
https://taskandpurpose.com/news/cv-22-osprey-japan-afsoc-air-force-search/

この方はエリック・ドク・スペンドラブ少佐で、第3534特殊作戦航空団第1特殊作戦飛行隊の特殊作戦飛行軍医および医療作戦飛行司令官を務めていました。年齢は36歳でユタ州セントジョージ出身で2016 年にケンタッキー整骨医科大学を卒業していました。死亡した8名はいずれも32歳、34歳、36歳、32歳、33歳、25歳、32歳、24歳の若さでした。(参考)

平洋特別作戦軍司令官ジェロミー・ウィリアムズ少将によると「最後のチームメイトであるエリック・スペンドラブ少佐を見つけることができなかったことは非常に残念だが、日本の同盟国と米軍の共同努力により、我々の部隊がこの試みのためにどこまで行くのかを知る上で勇気を与えてくれた」と述べています。

今回の捜索活動については数万平方キロメートルをカバーし、数十機の航空機、23隻の船舶、1,000人以上の人員が参加していました。一方で墜落した原因については今もわかっていません。今月搭載していたブラックボックスを回収したばかりで墜落した機体、特にエンジンなども回収されているため今後事故の解明につながるものと考えられます。