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イエメンの反政府テロ組織フーシ派。数年前から紅海で活動する艦艇、ここ最近は民間船に対して無差別攻撃を行っているのですが、先日対艦ミサイル攻撃を受けた民間船の映像が撮影されました。

イランから武器・弾薬を供与され攻撃を実施しているイスラム系テロ組織フーシ派。このフーシ派はこれまでのテロリストとは異なり多種多様な対艦ミサイル・対艦弾道ミサイル、またはドローンで武装している特徴があります。

一方で民間船がこれまで拿捕されたり攻撃されたりしているものの今回は初めて対艦ミサイル攻撃を受けた映像が撮影されました。

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攻撃を受けたのはM/Vゾグラフィア号で船の幅は32メートルあり1フレームにだけミサイルが映し出されていました。サイズは比較的大型で予想で対艦巡航ミサイル『Quds Z-0』が使用されたのではないかとしているものの不鮮明でよくわかっていません。

イエメンの対艦ミサイル

これまで民間船に対してはフーシ派が発射したミサイルが数発命中したことが確認されています。これまで米艦艇に命中したことがないためその精度が疑問視されていたのですが、言い換えればすべて撃墜するなどして命中を防いでいることが分かる出来事にもなりました。

そのためフーシ派は民間船にターゲット変え攻撃を実施しているということにもなるのですが、フーシはがこれほど大量の対艦ミサイルを保有している理由については地球規模で重要な航路、エジプトを通るスエズ運河の細い出入り口にあるためでここを地政学的に抑えるという目的があります。

現在は狂ったように民間人に対して攻撃を実施しておりこのテロリストが原因で船はアフリカルートで欧州に向かう必要にあり金銭的な被害もでています。

参考