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ほくろなのかガンなのか…一般人はわからない皮膚がんの特徴。これに関して日本の厚生労働省にあたりアメリカの食品医薬品局は、皮膚がんを見分けるAI搭載デバイスを認可したと報じられています。

フロリダ州マイアミにあるヘルステクノロジー企業、DermaSensor(ダーマセンサー)株式会社は基底細胞癌、扁平上皮癌、黒色腫という一般的に知られる3つの皮膚がんについて医師が端末を用いてその場で検出できる医療機器をFDAが認可したと報じられています。

AI-powered device to detect all 3 common skin cancers okayed for doctors
https://newatlas.com/medical/fda-clearance-first-ai-powered-medical-device-detect-common-skin-cancers/

これまで皮膚がんは皮膚病変の裸眼または拡大視覚検査を中心に行ってきました。つまり医師がこれまでの経験から判別し行っていたということになると思われるのですが、FDAはこの取り組みを強化し皮膚がんをその場でリアルタイムで判別する初のデバイスの使用に許可を出したというものです。

▼わすか数秒で検査できるという


気になる精度ですが米国とオーストラリアで行われた研究としてJournal of Clinical and Aesthetic Dermatologyに掲載された内容としては、研究者らが平均して1つまたは2つの皮膚病変を持つ1,005人の患者を対象に装置をテストしたものがあります。
病変が生検される前にプライマリケア医はどの病変が悪性であるかを予測。DermaSensor デバイスの悪性腫瘍検出の全体的な感度は95.5%だった一方でプライマリケア医におけるの全体的な感度は83.0%でした。内訳としては黒色腫の場合は87.5%、基底細胞がんの場合は 97.8%、扁平上皮がんの場合は98.7%だったとのこと。

つまり平均点としてはデバイスも有効だということを示している結果となりました。同じジャーナルに掲載された付随する臨床検証研究として、108人のプライマリケア医がデバイスの有無で50の皮膚病変 (悪性 25 件、良性 25 件) を評価しました。結果、DermaSensor デバイスは人に見逃される皮膚がんを18%から9%に減少させることが判明。さらに、このデバイスを使用した場合、自分の下した評価に高い信頼を寄せたと報告した医師の割合が73.0% から81.6%に増加していたことがわかったといいます。

5人の1人が皮膚がん発症のアメリカ

アメリカでは統計として5人に1人が皮膚がんを発症しているというデータがあり、皮膚がんは早期に発見できれば治療可能性が高くなるため早期の診断も合わせて重要になります。同社によると「国内で最も多いがんをより適切に評価できるよう、郡内で最も豊富な臨床医であるPCPを養成することは、医療における長年の満たされていない主要なニーズでした」と述べており、今後、医師らは目で診断とデバイスを用いた検査が行われていくものと思われます。