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女性に人気が高い『付け爪』。この付け爪について中国の通販サイトで1ポンド、200円もしない激安接着剤を用いたところ皮膚が膨れ上がるなどやけどのような被害が出たと報じられています。

イギリスメディア、ミラーが報じた内容としてケント州に住む11歳の少女クロエ・ノリスさんは、父親に頼んで中国のTemu.comで家庭用マニキュアセットを購入しました。これは付け爪を付けるために同封された接着剤だったものの、使用後激しい痛みを生じて入院するハメになったとしています。

クロエの母は「11歳の娘が欲しいものをTemuでみつけマニキュアセットを買った」とし「子供が私の前で人工爪を付けようと接着剤を塗った直後、手が熱い!」と話したとのこと。「痛みが少し落ち着いた後、家にいた軟膏を塗ったものの翌日に巨大な水ぶくれできた。水ぶくれは風船ほど大きくなっていて、すぐに病院にいったところ皮膚の表側が炎症を起こしているという診断を受けた」としています。

クロエの父は「子どもが購入したマニキュアセットの価格はわずか1ポンド(190円)も満たなかった」とし「Temu.comに連絡し娘の怪我について伝えたところ、彼らは私たちに3回かけて1750ポンド、33万円相のクーポンを渡されたとのこと」だた、両親は再びこのショッピングモールでどんな商品も注文しないだろうと話しています。

接着剤成分は…

気になる接着剤の成分については記事によるとスーパーグルーとして知られているシアノアクリレートとしています。これはホームセンターに接着剤として売られているようなものです。もちろん人間の皮膚に付着した場合は今回のようにやけどの被害はでません。ただし、綿や羊毛など特定物質と反応して火傷を誘発する事例があるとしています。

今回は明らかに使い方の誤りや接着剤を大量にこぼした結果と考えられるのですが、近年中国のオンライン通販サイトなどで激安の商品が紹介されているケースがあります。日本では同じく中国の通販サイトで購入したクリームを付けた結果、強アルカリ成分で皮膚が壊死する報告が数例あり消費生活センターが注意を促しています。

常識的なことになりますが安いものには安いなりの理由があります。
このような安価な保証がない激安の中国製品に共通していることとしては「肌に触れたり付けたり絶対に買わない」「燃える可能性がある家電・バッテリー内蔵製品は絶対に買わない」というものです。この類はネット上でもよく言われてることであり一歩間違えば自身や家族の命の危険に繋がるというのは留意しておきたいところです。

参考