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ウクライナ当局の発表として、1月31日から2月1日に実施された攻撃作戦でロシア海軍のタランタル型コルベットを撃沈することに成功したと発表しました。艦艇は艦首を上げながら沈没する様子が映し出されており轟沈した可能性があります。

ウクライナ国防情報総局(GUR)の発表として今月1日、Xに爆薬を搭載した無人水上艦艇を使用した攻撃でロシア海軍の艦艇を撃沈する映像を公開しました。
こちらはオリジナルの映像から画面揺れを軽減する加工を施した映像です。

ウクライナ当局によると攻撃を行ったのは現地時間31日夜としており、位置はクリミア半島西側に位置する黒海のドヌズラフ湖内で行われたとしています。
ドヌズラフ湖
こちらがドヌズラフ湖になるのですが海に出るには細い岸の抜け目を通過する必要があります。ウクライナの無人艇はこの細い抜け目を通過し内部に侵入し攻撃したことになります。

▼タランタル型コルベット
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撃沈したのはタランタル型コルベットのイワノヴェッツという艦艇です。ロシアの電報チャンネルによるとこの日、セヴァストポリに対するウクライナ軍の夜襲を撃退中に沈没したと報じており、船はドローンから3回の攻撃を受けたとし、乗組員たちは船を浮かせるために最後まで戦った、と説明しています。(参考)

▼左舷中央に巨大な穴
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こちらがウクライナのボート攻撃を受けた艦艇です。巨大な穴が空いておりこの状態で浮かせることはほぼ不可能と考えられます。

映像とロシア側の説明のように数回攻撃する様子が映し出されており、艦尾付近にも攻撃された様子が確認されています。

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こちらが沈没する様子です。

タランタル型コルベットはいくつか種類があるのですが、全長56メートル幅10メートルの艦艇で最高速度は41ノット、時速75km/h。乗員は41人程度で対艦ミサイルや76mm艦砲、その他防御用としてミサイルや機関砲が搭載されています。映像では機関砲で迎撃する様子も映っているのですが攻撃を防ぎきることできなかったようです。