最近、戦闘機分野で開発が進んでいるのは1機の有人機、例えばF-35など先進的な機体が複数の無人機を引き連れて対象を攻撃したり偵察するという忠実な僚機、ロイヤルウィングマン、 アメリカではCollaborative Combat Aircraft(CCA)などと呼ばれる構想です。

いずれも高度なAIを搭載し離着陸は当然として攻撃の判断なども自動で行われる…とされているのですが、将来の戦闘機は何らかの無人機を引き連れて作戦を行うという構想がアメリカを中心に描かれています。



この機体はサーブが会社の資金提供による取り組みとして開発しているもので、将来的にフランスとドイツが中心となりサーブも参画しているという第6世代戦闘機FCASのCCAとして採用を目指したいというものです。

このサーブの無人機については2021年12月時点でスケールモデルを利用した風洞テストを行っていることが確認されています。この特徴的な機体デザインについては「超音速領域での高速性と低い可観測性(ステルス性)を考慮して調整されている」と軍事メディアは指摘しています。



機体下部には少なくとも機体下部に2個所にウェポンベイを備えています。この内部に各種爆弾、ミサイルを搭載し交戦することが可能です。ただし現時点でどの程度本気で開発しているのか、航続距離や機体性能などは機密性も高い兵器であるため詳細は発表されていません。

参考