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これまでも頭にナイフが刺さった状態で歩く人物などよくわからない人が報告されていますが、ブラジルで何者が発泡した銃弾が頭に命中し脳に入り込むものの気づかず4日間も過ごすという事例が報告されました。

今回謎の生還を果たしたのはブラジルの医学生マテウス・ファシオさんです。この事件が発生したのは2023年の大晦日です。当時彼は有人とともにリオデジャネイロ近郊のカボ・フリオで年末年始のパーティーに参加していたといいます。

友人と共にビーチで遊んしでいたところ突然頭に強い衝撃があったといいます。その時、発泡音などは全く聞こえず、友人らも聞こえなかったと話しており「誰かが石を拾って投げたんだろうと思いました」と話しています。「何かの異常な音があればそれが何なのか想像できました。でも何も聞こえなかった」と当時を振り返っています。

しかしこのとき彼の頭には弾丸が打ち込まれていました。もちろんそんな事態になっているとは気づかず医師ら仲間はは出血を止め、傷口を氷で冷やすのを手伝ったといいます。

銃弾が頭に打ち込まれた状態で泳ぐ!

とりあえず出血は止まり、彼は何をしたのか。なんと海で泳ぎまくりビーチでは変わらずパーティーでどんちゃん騒ぎをしていたとのこと。

が、事態は当然悪化します。頭に石のようなものがぶつかった4日後。腕がしびれ始め痙攣が始まったとのこと。ちなみにこのときリオから車を運転しており320マイル約500kmも運転していたといいます。

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医学生でもあるためヤバいと思った彼はその後病院に行ったところ、CTなどの結果から頭に9mm口径の弾丸が打ち込まれていたことがわかりました。主任神経外科医のフラビオ・ファルコメータ氏は症状について説明しながら「弾丸は右腕の運動を司る領域に近い脳の領域を圧迫し炎症を引き起こした」と説明。「これにより、脳がけいれん発作として現れる動きで反応するようになったのだろうと診断しました。

また医師は「頭に銃弾を受けながらも何も感じずに4日間を過ごすというのは説明がつかない」と話しており極めて稀なケースだと話しています。

その後、彼は手術が行われ取り除くことに成功。この2時間の手術を終え現在は回復しているとのことですが、この浜で起きた銃撃事件については警察も発砲事件があったなどという報告は受けていないとと。

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記事には記載は無いものの彼が立った状態であの角度で銃弾を受けたとするのであれば高層マンションから狙撃するレベルの精度が必要になると考えられます。当時全く音がしなかったという点、周囲で発砲事件が無かったということから予想では何者かが空に向けて発射した弾丸が放物線を描き彼の頭に偶然命中したということが考えられます。
ちなみにこのようなケースで弾丸が命中したケースはこれまでも報告されており死亡事故も発生しています。