処分が難しいものはどこかに捨てる輩が必ず存在しますが、その一つ放射性物質の扱いも非常に難しいものがあります。そんなアメリカでは最近、『樽の墓場』というものが見つかりカリフォルニア・サルベージという企業が放射性廃棄物などを大量に海洋投棄していたことが分かったと報じています。
ロサンゼルス・タイムズ紙によると『Environment Science & Technology』に掲載された新たな研究結果として、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究を率いたデビッド・バレンタイン氏が行った内容そてロサンゼルス沖で発見された通称『樽の墓場』に大量の化学物質から放射性廃棄物まで海洋投棄していたのはカリフォルニア・サルベージという企業だと突き止めたと報じています。
Experts Alarmed by Barrels of Radioactive Waste Off the Coast of LA
https://futurism.com/radioactive-waste-la
このカリフォルニア・サルベージという悪徳企業は何をしていたのか。
この樽の墓場が見つかったのは2020年です。そこには大量の人工物が投棄されており、中には蓋がないものなど複数確認されています。見つかっているのは主にDDTです。DDTとは殺虫剤として使われていたものの現在は人体に有害であるとして使用はされていません。
その後、調査を進めたところDDTといった化学物質だけではなく放射性廃棄物が含まれることを検出。樽の一部にはトリチウムや炭素14などの放射性同位体が含まれていることがわかり、これらはかつてこの地域の病院、研究室、産業活動で一般的に使用されていたことを示唆するものとなりました。
問題は誰がこのゴミを捨てたのかです。研究者らは何百ページもの古い記録を調べ上げ、この地域にDDTを投棄したカリフォルニア・サルベージが同じく放射性廃棄物も投棄していたという証拠を発見しました。
記録では同社は放射性廃棄物の処分許可を得ていたと記載しているものの米国原子力委員会は別の文書でこの許可は決して発動されていなかったとのこと。もちろん会社側がどのような安全策を講じて海洋に投棄したのか詳細はあるはずですが説明はされていないとのこと。
現在汚染物質は1946年から1970年の間に56,000バレルを超える放射性廃棄物が太平洋の米国側に投棄されていると考えられています。
ちなみにカリフォルニア・サルベージは既に存在してません。
Experts Alarmed by Barrels of Radioactive Waste Off the Coast of LA
https://futurism.com/radioactive-waste-la
このカリフォルニア・サルベージという悪徳企業は何をしていたのか。
この樽の墓場が見つかったのは2020年です。そこには大量の人工物が投棄されており、中には蓋がないものなど複数確認されています。見つかっているのは主にDDTです。DDTとは殺虫剤として使われていたものの現在は人体に有害であるとして使用はされていません。
その後、調査を進めたところDDTといった化学物質だけではなく放射性廃棄物が含まれることを検出。樽の一部にはトリチウムや炭素14などの放射性同位体が含まれていることがわかり、これらはかつてこの地域の病院、研究室、産業活動で一般的に使用されていたことを示唆するものとなりました。
問題は誰がこのゴミを捨てたのかです。研究者らは何百ページもの古い記録を調べ上げ、この地域にDDTを投棄したカリフォルニア・サルベージが同じく放射性廃棄物も投棄していたという証拠を発見しました。
記録では同社は放射性廃棄物の処分許可を得ていたと記載しているものの米国原子力委員会は別の文書でこの許可は決して発動されていなかったとのこと。もちろん会社側がどのような安全策を講じて海洋に投棄したのか詳細はあるはずですが説明はされていないとのこと。
現在汚染物質は1946年から1970年の間に56,000バレルを超える放射性廃棄物が太平洋の米国側に投棄されていると考えられています。
ちなみにカリフォルニア・サルベージは既に存在してません。