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韓国のメディアによると、最近SNS上で有名ブランドの財布のようなものが路上に落ちていて拾ってみたらなと焼き肉屋が作ったチラシだったという動画が話題になっています。これに関してはブランドの違法コピー、さらにゴミを捨てているとして違法と指摘されています。

朝鮮日報など韓国メディアによると、これはSNS上でルイ・ヴィトンのデザインが入った財布のような見た目の落とし物が路上に落ちているのを発見し、拾ってみると財布偽装したチラシだったというものです。

さらにそのチラシにはカードや5万ウォン(約5600円)札の絵などが描かれるなど明らかに財布に偽装を施しているもので、紙を裏返すと焼肉店オープンを宣伝する広告が記載されており「この財布を持って来た人には茶わん蒸しをサービスする」などという訳が分からない内容も記載されていたといいます。

この動画はSNSで話題になり様々な意見がよせられました。中には「マーケティングのアイデアがすばらしい」などというコメントもあったものの「違法広告物だ」「路上に露骨にゴミを捨てたのと同じだ」というコメントも複数寄せられていました。

韓国メディアによると指定されていない場所で無断でばらまかれた広告と判断されるとし、法律的には違法広告物に該当するとのこと。

この焼肉店が勝手にルイ・ヴィトンのデザインをパクって広告に利用している点です。記事では過去に韓国のチキン店が勝手にルイ・ヴィトンの商標を使ったところ訴えられ1450万ウォンを支払うハメになった出来事があると紹介しています。

ちなみにこのアイディアは韓国が始めたのではなく少なくとも2023年時点でコソボ国内で同じく有名ブランドの財布に似せたチラシを使った広告というのが確認されており、アイディア自体もパクリということになります。

韓国と落とし物の財布

韓国では過去にも財布を使った宣伝のようなものが行われていることが確認されています。これは2023年5月に報じられたもので、ソウル市弘大入口駅の出入り口付近で財布をわざと落としていく中年の女性2人が何度も意図的に財布と落としてる様子が目撃されています。

その後明らかになったこととして、落とした財布と拾った人に対し接触することで宗教勧誘している可能性があると指摘されています。

韓国ではこれ以外にも落とした会員カードを拾ったところ『謝礼したい』とついていったところ教会(新興宗教)に連れて行かれたという例もあると報告されています。また他の事例としては落とした財布にはもっと多くの金が入っていたなどと嘘をつかれたケースがあるとしています。