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アメリカ空軍が最近特に力を入れているのは有人機と共に飛行する無人機です。その無人機となると考えられる機体がゼネラル・アトミックスが開発したXQ-67Aで、初飛行を行いました。

海外の軍事系サイトによると今回飛行したのはアメリカ空軍が主導する『船外探知ステーション』OBSSなどとよばれるプログラムで元開発した機体です。これまでこのOBSSというものがいったい何を指すのか、一体何を目的としているのか知られていなかったのですが今回の初飛行で全体像がわかりつつあるとしています。

The XQ-67A Has A Secretive, Higher-Performance, Deadly Cousin
https://www.twz.com/air/the-xq-67a-has-a-secretive-higher-performance-deadly-cousin

XQ-67Aはどのような機体に仕上がっているのかはよく分かっていません。胴体前部、両側に大きな側方監視航空レーダー (SLAR) と考えられる開口部が設けられています。ただこれについてはウェポインベイの可能性はあるとしています。

今回紹介する記事がXQ-67Aとその開発経緯を別記事にせずごちゃまぜに記載しているため意味不明なものになっているのですが、前半だけ簡単に要約するとXQ-67Aについての空軍のプレスリリースとして「我々は低コスト帰属航空機技術構想の開始以来、このクラスのシステムを進化させてきた」と述べています。この『低コスト帰属航空機技術構想』というのは例えば中国など高度なミサイルにより撃墜される恐れがある空域で運用できる安価かつある程度高性能な無人機を指します。

その進化とは「自律性、人間システムの統合、センサーと兵器のペイロード、ネットワークと通信、そして航空機など、戦闘員がこれらをどのようにまとめているかに応じて細分化していた」と説明しています。

何を言ってるのかよくわからないのでのですが、低価格消耗航空機技術(LCAAT)を更に見直したものがこのOBSSという位置づけになると考えられます。具体的にはLCAAT内の別のプログラムであるLCAAPS、直訳で低コストの航空機プラットフォーム・シェアリングというものが生まれ、さらにOBSSへと移り変わったとしています。

この時点で米空軍の計画が一体何をしたいのか、何を目標としているのか本来の目的から求める機体が定まっていないような気がするのですが、記事では2018年時点でLCAAPSはハードウェアとソフトウェアのオープンな航空機システムのコンセプトを検証し市場投入までの時間の短縮と開発コストの低さを実証することことになったとしています。



いずれにしても米空軍が描く将来の空戦だったり航空支援というのは有人機が後方待機し無人機が敵の防空網だったり敵機と戦闘するような将来像を描いたと記憶しています。
しかしこの計画は現在明らかに右往左往しているように見え、無人機に偵察から敵機の攻撃、地上ターゲットの攻撃、さらに安価に、かつ迅速にそして大量に配備するという理想を詰め込みあらゆるものを肩代わりさせようとしている…ということが伺わせるものとなっています。

この計画が成功するのかはよく分かっていません。近年アメリカ海軍ではよくわからない理想を詰め込んだ構想を元に生まれた失敗続きの艦艇が相次いで登場しており、その二の舞になることも考慮する必要があります。