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昨年、中国がアメリカを領空侵犯する形で飛行させた軍事用の偵察気球です。結果的にF-22により撃墜されましたがその後も数例同様の気球が確認されていました。そして最近、アラスカ沖で偵察気球と考えられる物体が漁師により回収されたと報告されています。

CNNによると回収された物体、おおよそ気球と考えられる物体については、現時点では匿名で誰が回収されたのかは明らかになっていません。そのうえで、漁師ら3人はこの謎の物体を回収前に写真を撮影し、当局に通報したとのこと。

Alaskan Fisherman Catch Possible Spy Balloon, FBI To Examine Wreckage: Report
https://www.twz.com/air/alaskan-fisherman-catch-possible-spy-balloon-fbi-to-examine-wreckage-report

また漁師らはその見た目から物体が何であるか判断できなかったもののFBIは外国が飛ばした監視用の偵察気球と外観が十分に似ていると判断したとしています。現在この物体は回収されており、港に戻ってFBIに引き渡すとしています。

▼2023年2月初めてアメリカが撃墜した中国の偵察気球
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現時点で回収された気球については写真は公開されておらず、アメリカが2023年に撃墜した中国の気球とする写真についても海上で回収された写真が数枚出た程度で具体的にどのような仕様でどのようなものか、何が搭載されていたのかなど写真は一切公開していません。

アメリカでは2023年2月にF-22で初めて偵察気球を撃墜して以降気球を発見。3日間で合計で3つの物体を撃墜しています。このような気球は相次いで発見されてるものの誰かが趣味で飛ばした気球といった非常に小型なものがそのほとんどは問題は無いと判断されています。
初の撃墜から2ヶ月後ハワイ沖で発見された気球についてはF-22が同じく撃墜したもののこちらも脅威とはならなかったと報告しています。