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2024年2月末、アメリカのアラスカ沖で漁師らが回収したのは気球と考えられる大型の構造です。現在、漁師から3月1日に連邦捜査局(FBI)に引き渡されたのですが、当時回収するときの映像などが公開されました。

この映像を公開したのは漁船の乗組員とみられるTikTok のユーザー@rayendzz23さんです。合計3本投稿しており、内容としては気球と考えられる構造を回収した当時の様子。そしてFBIに引き渡す動画です。こちらの動画については詳細は不明ですが、国もしくは当局から許可を得ている可能性はあるのですが詳細は不明です。
@rayendzz23 We found Government property #usseafoods #sam #lifeontheboat #lifeatsea🌊🚢 #deckboyz #workatsea #fypシ ♬ original sound - Krazy


こちらが回収された気球のような構造です。非常に大型で薄いものの非常に丈夫な素材で作られていることがわかります。そして気球の構造と考えられるものにはパーツが搭載されており、全長60cm~80cmほどあると考えられる大型のプロペラ、それらを構成するパイプのようなのもまで回収されました。
@rayendzz23 Feds picking up spy balloon #usseafoods #sam #lifeontheboat #lifeatsea🌊🚢 #deckboyz #workatsea #fypシ #spy ♬ original sound - RayRay

こちらがFBIに引き渡す動画です。トラックのサイズから非常に大型であることがわかります。

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こちらは過去にアメリカ本土上空を領空侵犯し、海上で撃墜した中国の偵察気球です。この気球にも同じくプロペラが複数搭載されておりアメリカ本土にある重要な拠点上空を風の流れに逆らうような形で飛行していたことが確認されています。

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こちらが撃墜後回収された中国の偵察気球。同じく黒のフレーム、トラス構造が確認できサイズ感などは非常に似ていると考えられます。

ただ、どのようなものが実際に搭載されていたのかについては明らかになってません。一つは自爆装置が搭載されていたものの正常に動作しなかったなどが伝えられています。

今回漁師に回収された回収されたものは見た目から数週間、1ヶ月程度は海にあったと考えられます。したがって比較的新しい可能性があるのですが、中国はここ最近も偵察気球を飛ばしていることが台湾で確認されていました。

参考