アメリカの民間企業スペースXは同社が開発する世界最大のロケット、スターシップ3号機について日本時間本日21時に打ち上げると発表しました。このロケットは1回目、2回目とも打ち上げ試験に失敗しています。
スペースXによると今回の打ち上げについては14日21時以降については現地時間で18日までの予備日が設けられています。現時点で遅延の発表はでていないものの、現地の天候については強風が予報されており打ち上げの閾値を超えた場合は翌日へ延期されます。
今回の3回目の打ち上げについてはテキサス州に設けられたスターシップ専用の発射台から打ち上げられます。軌道については弾道飛行となります。発射台から打ち上げられたスターシップはスーパーヘビーという下段を切り離し、上段は宇宙を進みインド洋に落下します。1回目2回目の試験ではいずれもハワイ沖で飛行時間は90分としていたのですが今回は65分を予定しています。
主な試験内容はこれまで行われた試験は当然として新たにブースターおよびスターシップの燃焼試験の成功。宇宙空間でのスターシップのペイロードドアの開閉、またスターシップの上部燃料タンクからメインタンクに燃料を送る試験も行われるとしており、デモンストレーションはNASAの月面着陸バージョンのスターシップに燃料を補給する技術のテストとなります。
合わせて下段のスーパーヘビーについてもこれまでの試験では空中爆破しているのですが、メキシコ湾に模擬着水を実施します。これは地上へ返すための姿勢制御技術などを試験します。
打ち上げのタイムラインについては打ち上げ開始から52秒後に最も危険なMAX Qとなり2分42秒後にスーパーヘビーのメインエンジン停止、44秒にホットステージ実施、切り離し。7分4秒にスーパーヘビー着水、8分35秒でスターシップのエンジン停止となります。
このスターシップについては一般的に打ち上げられているロケットに比べて非常に大型で先進的な形状をしており求められる技術水準は圧倒的に世界一となります。非常に困難な打ち上げとなることが予想でき、スペースXも既に2回連続で失敗している状況です。
このロケットはアメリカが行う将来の有人月面着陸に用いられる以外もすでに米軍が目をつけているなど政府の宇宙政策における重要な打ち上げ機の一つとなると考えられ、今回の打ち上げはこれまで以上に注目されることになります。
参考
今回の3回目の打ち上げについてはテキサス州に設けられたスターシップ専用の発射台から打ち上げられます。軌道については弾道飛行となります。発射台から打ち上げられたスターシップはスーパーヘビーという下段を切り離し、上段は宇宙を進みインド洋に落下します。1回目2回目の試験ではいずれもハワイ沖で飛行時間は90分としていたのですが今回は65分を予定しています。
主な試験内容はこれまで行われた試験は当然として新たにブースターおよびスターシップの燃焼試験の成功。宇宙空間でのスターシップのペイロードドアの開閉、またスターシップの上部燃料タンクからメインタンクに燃料を送る試験も行われるとしており、デモンストレーションはNASAの月面着陸バージョンのスターシップに燃料を補給する技術のテストとなります。
合わせて下段のスーパーヘビーについてもこれまでの試験では空中爆破しているのですが、メキシコ湾に模擬着水を実施します。これは地上へ返すための姿勢制御技術などを試験します。
打ち上げのタイムラインについては打ち上げ開始から52秒後に最も危険なMAX Qとなり2分42秒後にスーパーヘビーのメインエンジン停止、44秒にホットステージ実施、切り離し。7分4秒にスーパーヘビー着水、8分35秒でスターシップのエンジン停止となります。
このスターシップについては一般的に打ち上げられているロケットに比べて非常に大型で先進的な形状をしており求められる技術水準は圧倒的に世界一となります。非常に困難な打ち上げとなることが予想でき、スペースXも既に2回連続で失敗している状況です。
このロケットはアメリカが行う将来の有人月面着陸に用いられる以外もすでに米軍が目をつけているなど政府の宇宙政策における重要な打ち上げ機の一つとなると考えられ、今回の打ち上げはこれまで以上に注目されることになります。
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