インドの安全保障に関する内閣委員会が第5世代戦闘機である先進中型戦闘機の開発継続にゴーサインを出し、今後の開発については国営航空開発庁とヒンドゥスタン・エアロノーティクス社が努力して主導していくとしています。

機体については双発機となり設計と開発、試験機を用いた飛行や認証として現在150兆ルピー、18億ドルを承認しました。プロジェクトはAMCAと呼ばれており初飛行は2028年を予定してます。まずは試作機を5機開発し、将来的には何機生産するのかは記載されていないものの2035年を目処に7つの飛行隊に配備していきたいとしています。



ただ元インド海軍航空テストパイロットで航空評論家によると、「最終的な運用許可の楽観的かつ現実的な時間枠は2040年以降になるだろう」と語っています。この最終運用許可とは航空機がその能力を最大限に発揮しサービスの準備が整った状態だといいます。

AMCAは双発戦闘機で国産としていますが、重要なエンジンについては最初の2つの飛行隊に配備される機体については22000ポンドの推力を生み出すアメリカ、ゼネラル・エレクトリックF414エンジンを採用します。つまり西側のエンジンということになるのですが、残りの5つの飛行隊に配備される機体は推力ベクトル制御を備えた新しいエンジンは外国パートナーと共同開発するとしており、こちらも西側と考えられます。
基本性能としては全長17.6メートル、幅11.13m、6.5トンの各種兵器を運用可能なウェポンベイを搭載。エンジンは将来的に110kNを開発し採用します。

この機体については2007年から始動しており、基本設計は2022年に完成しました。専門家によるとインドにとっては2番目の国内戦闘機計画であり、第4世代の航空機が数が非常に不足していることもあるため増大する中国の脅威に対応するため必要な装備だと説明されています。

参考