F-22

現在も戦闘機の性能としてはトップに位置しているとも言われるF-22。一方で誕生からかなりの年月が経っている機体にもなるのですが、先日そのF-22にステルス性能を犠牲にしない外部燃料タンクがはじめ確認されたと報じられています。

高いステルス性能があり敵のレーダーから小鳥、缶詰程度にしか映らないとされるF-22。実用的なステルス戦闘機としては世界で始めて配備され現在もアメリカ本土を中心に空を守っています。

そんなF-22も既にF-35、海外でもロシアや中国、その他の国がステルス機を開発しており珍しいものでもなくなりました。そしてF-22を凌駕する第6世代機も既に開発が始まっている中、このF-22で始めてとなる写真が撮影されました。

F-22 Spotted With New Stealth Wing Tanks, Infrared Sensor Pods
https://www.twz.com/air/f-22-spotted-with-new-stealth-wing-tanks-irst-pods



注目してほしいのは翼の下、こちらには外部燃料タンクが搭載できるのですが形状が円柱ではありません。なんとステルス性能をある程度維持できるように設計された非常に珍しいタンクだといいます。このタンクについては最近開発されたものではないならく、Xのコメントでは2022年以前にも目撃はされていたという情報も寄せられています。実際にこのような写真で撮影されたのは初ではないかとされています。

燃料タンクの更に両側にも何かが搭載されているのですが、こちらもステルス性能を犠牲にしない形状の赤外線センサーポッドだとしてます。こちらについて過去に詳細な写真が撮影されています。

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F-22_stealthPod_8

このステルスポッドについても2022年に初めて撮影されました。つまりF-22は現代も改造され新たな機能だったり能力が付与され続けているということになります。それは機体からも見てとれミラーコーティングされた機体が登場するなど改良されていることは間違いありません。

F-22_3

F-22は1980年代に設計された機体です。この時代に現代でもトップの戦闘力がある機体として以降、何十年も飛び続けてきました。しかし、特に高度な戦闘となる太陽地域で運用するには航続距離の低はステルス機であっても欠点はカバーすることはできません。もちろん普通の戦闘機のように通常の燃料タンクは搭載可能ですが、それではステルス機としての優位性もなくなります。

このようなステルス性能のある燃料タンクはF-22の制空戦闘機としての能力を極めて高い次元で維持するにも必須ということになります。またこのような燃料タンクは改造することで内部にミサイルを収めたり何らかのセンサーを収めることも事実上可能となるためF-22の戦闘能力を更に高めることにもつながるということになりそうです。