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高値をつける金の取引相場。数年前から注目されているのは『金の採取』ですが、イギリスで64.8gという巨大な砂金、欧米ではナゲットと呼ばれる金塊が発見されたと報じられています。

イギリスでここ最近注目されているのは素人の金属探知コミュニティです。これはYouTubeやSNSなどで話題になることがあるという個人による趣味レベルのお宝探しです。発見したリチャード・ブロックさんもその一人で、発見した当時、イギリスのシュロップシャー・ヒルズまではるばる3時間30分もかけて車で移動していたといいます。

Largest Gold Nugget Ever in UK Found: Treasure-Hunter Reveals His Secret : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/largest-gold-nugget-ever-in-uk-found-treasure-hunter-reveals-his-secret

彼は2023年にメンバーとなった金属探知コミュニティーの一人だったのですが、当時の捜索は他のメンバーより遅れて開始したとのこと。理由は機器トラブルで、当時最新のものを使用したものの明らかに壊れており代わりに古い欠陥のある機材を使ったとのこと。

当時の様子についてブロックさんは「メンバーの全員が最新のキットをすべて持っていて私は古いマシンを3台用意して1台にまとめた。どのような機器を使用するかは実際には問題ではないことを示した。土の下に何が潜んでいるのかを発見し十分に注意を払うことができれば機材がどうであれ大きな違いが生まれます」と彼は語っています。

つまり最新の機材であったとしても金塊があるところを偶然歩かなければ意味がないということです。結果彼は偶然にも金塊の上を歩き欠陥のある金属探知機が反応したことで発掘することができたといいます。

オークションサイトによると発見された金塊はイギリスでは54gが最大だったもののそれを超えており、推定される価値は推定3万ポンド(570万円)から4万ポンド(770万円)の間だとしています。

現在のゴールドラッシュ

アマチュアの金属探知機コミュニティはYouTubeやSNSで近年特に人気が高まっているとのこと。金属探知機メーカーのマインラボは2020年にける前年は18%増だったものの最近ではさらに前年比30%増だったと報告している。最も高価な金属探知機の価格は15,000 ドル(約200万円)するものの安価なモデルであれば数百ドルから入手できるといいます。

その理由については新型コロナウイルスにより社会活動が制限されたことでトレジャーハンターを始める人が増えたとしています。