ミニットマン3

核兵器を搭載して打ち上げるだけに生まれた弾道ミサイル。そのミサイルはアメリカでは地下に格納され今も直ちに発射できるよう配備されています。そのミサイルサイロの基地における医療即応飛行隊所属の司令官が自身喪失を理由に解雇、クビとなったと報じられています。

医療即応司令官という役職について記事によると、生物環境工学、歯科、家族擁護、家族診療、航空医療、検眼、小児科、理学療法、公衆衛生、その他一般的な健康とウェルネスの役割を監督しているといい、どちらかというとミサイルサイロにおける兵士らのメンタルケアから医療全般、健康維持といったものを担当しているということになりそうです。

Air Force fires medical readiness commander at nuke base - Task & Purpose
https://taskandpurpose.com/news/air-force-fires-medical-commander/

今回話題になった基地はワイオミング州にある第90ミサイル航空団、FEウォーレン空軍基地でミサイルサイロではミニットマン3を24時間体制で維持しています。

今回の自信喪失といういのは解任された理由を明確にしたものではなく言葉を婉曲表現として使っているとのこと。軍の指揮官や上級下士官はリーダーシップの低下や業績の低下から、仕事とは無関係だが上層部の指揮官が指揮と相容れないと判断した個人的な問題に至るまで、さまざまな理由で解雇される可能性があります。つまり大きい理由があるもののあえてそのような言い訳的な理由で解任したというものです。
ちなみに解任されたのはジミー・スタンレー中佐で詳しい経歴なども調べることはできなかったと記事では紹介しています。

アメリカ海軍は今年に入ってから既に6人の指揮官を解任しており、そのうち3人は酒気帯び運転で基地外で逮捕されたことが理由になっています。