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先日イランやイラク、イエメンなどから発射されたイスラエルに対するミサイル攻撃。これに関して99%がアメリカなどにより迎撃されたと報じられています。

アメリカの軍事系サイトによると、先日主にイランから発射された各種ミサイル・無人機については数の内訳はイランとイラク、シリア、イエメンが100機以上の無人機、100発以上の中距離弾道ミサイル、30発以上の巡航ミサイルを使用しイスラエル領土に向けて発射していたとのこと。この99%迎撃できたというのは都市に被害が出そうな弾道を描く危険性のものに限ると考えられます。

アメリカ軍、イギリス軍、フランス軍およびヨルダン軍はイスラエルと協力しこれら攻撃がイスラエルに到達する前に多くを止めていたといい、アメリカ陸軍、海軍、空軍の部隊がすべて作戦に参加。数発の弾道ミサイルと数十発を撃破した。当局者らは「数時間にわたる交戦」と表現しています。

イスラエル近海、東地中海では活動中の海軍駆逐艦「アーリー・バーク」と「カーニー」が弾道ミサイル4~6発を撃墜。米陸軍はパトリオットミサイル部隊がイラク・クルディスタンのアルビル近郊で別の弾道ミサイルを迎撃。米軍はミサイルはイラク駐留米軍を狙って発射されたのではなく、イスラエルに向かう進路だったといいこれを撃ち落としました。

さらに、イエメン周辺海域で活動する米艦艇は、フーシ派が使用した発射台上の弾道ミサイルを破壊。数発の弾道ミサイルを迎撃したとのこと。

▼大気圏外で弾道ミサイルの迎撃に成功した様子

米軍の予想

日曜に記者団にアメリカの国防・政権関係者らによると、発射された300発についてはアメリカがイランが発射すると予想していた量の「上限」だったと説明しています。イランの攻撃の意図は「破壊し、死傷者を出すこと」だったとしているものの、現在イスラエル国内における唯一の負傷者は7歳の少女だけだったとしています。

なぜこれほどイスラエルに被害がでなかったのか、被害が少ないように見えたのかについてはその大半を探知に迎撃することができたといいうことにあり、今回の攻撃の規模は被害を見るとイランの本気度は見られないというものだったものの、イラン側からすると様々な想定を考えたうえで刺激させない上限に近い反撃を行なった可能性が示唆される結果となりました。

もちろん今回の迎撃では多数のミサイルなどが消耗される結果となったためイスラエルには被害はではいるものの、イスラエルとしては紛争が始まる前もハマスから日常茶飯事に無差別攻撃を受けていた国であり『1日300発』というのはどの程度のレベルなのかは判断が難しいところです。