コンパクトデジカメがスマホの普及により駆逐された一方でレンズ交換式、いわゆる一眼カメラ界は進化し続けており1台30～50万円、レンズ1つ10～30万円。本格的に集めれば写真を始めるにはスタートラインが100万円を超える可能性もある、そんな分野になりつつあります。

一方で写真の需要は増加しています。それを強く牽引してるのはSNSです。スマホと一眼は写真を撮ることができる機械ですが、出てくる写真・表現の幅は圧倒的に一眼カメラとなっています。

花見の季節、「付き添いカメラマン」の人気が急上昇―中国
https://www.recordchina.co.jp/b932100-s6-c30-d0189.html

中国では、旅行というものでも「撮影旅行」というものが人気になってるらしく、その撮影を本格的に行なってくれるカメラマンが人気になっているとRecordChinaが報じています。具体的気にどのような事になってるのか、例えば依頼者が付き添いカメラマンを雇った場合、日給は600～800元約1万2600～1万6800円という相場になっており、需要が増す清明節（先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月4日）に合わせた3連休中では11時間で1500元（約3万1500円）を稼いだカメラマンもいたといいます。

もちろんある程度の実績がある人が撮影しているということになるのですが、現在は多すぎる需要があるのは学生などアマチュアカメラマンはより手軽な付き添いカメラマン市場に参入しているとのこと。大学生の付き添いカメラマン唐さんは趣味がカメラということもあり、2日間で11時間にわたり付き添いカメラマン店を出した結果、合わせて1500元約3万1500円近く稼いだとのこと。

料金は…？

「付き添いカメラマン」と「撮影旅行」との違いについては、付き添いカメラマンは依頼者とおしゃべりをしながらその観光地で撮影したり人気店に行って撮影、何気ない日常を捉えたような写真を撮影し情緒的価値を提供するとのこと。つまりSNSに投稿するような写真を撮ってくれるというものです。

一方で「撮影旅行」は異なり観光客が旅行先でカメラマンが手配したコースを回るというもので、少なくとも3～5カ所の観光スポットで写真を撮影を代行します。その料金はプロのカメラマンが写真を撮影してくれる「撮影旅行」の方が価格が高く、アマチュア中心になる付き添いカメラマンは比較的安い傾向があるとのこと。

具体的な価格はどうなているのか、記事によると付き添いカメラマンについてはソーシャルコマースプラットフォーム・小紅書で料金について調べたところ、写真1枚つまり1カットあたりの価格は5～20元（約100～420円）となっており、1時間の料金は49．5～99元（約1000～2100円）とその料金には開きがあったとしています。撮影者のスキルや実績が影響しているものと考えられます。

最近の一眼カメラは無線を搭載しスマホに直ぐに転送することができる機能あり一昔前の一眼レフカメラにはないスマート機能も次々と搭載されはじめています。趣味にしては非常にお金がかかる分野で、高いスキルと経験、芸術的な感性が求められます。今回のような付き添いカメラマンで依頼者の自然な姿を引き出すために自身の人柄や話術も必要になるためカメラでお金稼ぐことはなかなか難しいとされていました。