
その動画が流行っているかどうか、目安として再生数や閲覧者数があるのですが中国では4600台ものスマホを使用し特定の配信を意図的にバズらせ、広告収入を得るなどしていた犯罪グループが摘発されたと報じられています。
2024年4月18日、中国メディアの九派新聞は、大量の携帯電話などを使用してインターネットライブのトラフィックを不当に稼ぎ、報酬を得ていたとして犯罪グループが摘発され、複数の被告に有罪判決が言い渡されたと報じた。Youtubeといった動画配信サイト、それ以外の配信サイトでもそのライブ配信については誰がどれだけ見ているかでそのライブが人気なのか否か、また再生回数が回るほど配信者に広告収入が入ったり単価が高くなる傾向があるため接続数というのは非常に重要になってきます。
RecordChina
そこで目をつけたのは4600台のスマホを利用しあたかも多くの人が見ているかのように偽装した犯罪グループです。
記事によるとこのシステムは業者から大量のスマートフォンを入手し、ネットワーク設備を構築。中国国内のネット閲覧回避ツールを導入し、接続先が同一とバレないように複数の箇所に拠点を設け大量の接続を確保していたとのこと。
もちろん接続数が多いだけでは不自然さが目立つためコメントもう送信できるようなBOTも導入しており、誰も見ていないにも関わらずあたかも人気があるように装ったとしています。
具体的にどれほど稼いだのかについては2022年11月から23年3月のわずか5ヶ月間程度で300万元、約6300万円を荒稼ぎしていたことが分かったとしています。犯罪グループはその後逮捕され17人が基礎されました。主犯格の男には罰金5万元(約105万円)懲役1年3カ月、執行猶予1年6カ月となったとのこと。
この犯罪グループが最終的に儲かったのかは不明ですが、中国ではこれまでも大量のスマートフォンを導入してスマホアプリを大量にダウンロードすることであたかも多く遊ばれているかのように偽装するような偽装を行なっていることが明らかになっています。したがってこのような問題は中国に限らず特に音楽業界も含めて再生数や閲覧数、ダウンロード数、購入数の水増しや偽装は業界では茶飯事になっていると考えられます。