今回ロシアで拘束された人物は2008年に陸軍に入隊しイラク、アフガニスタンに派遣されたことがある人物で直前では在韓米軍のキャンプ・ハンフリーズにいたとしています。名前はゴードン C. ブラックさんです。

Soldier detained in Russia was visiting girlfriend, mother says
https://taskandpurpose.com/news/army-soldier-russia-girlfriend/

ブラックさんの母親によると、実は彼にはガールフレンドがいたもののこの彼女がロシア出身らしく何らかの理由で国外追放となり強制送還されていたといいます。このような一連の結果からブラックさんがこのロシア人に騙され拘束されたのではないかと主張しています。

母親はロシアに行くことは知っておりこれに反対していたといいます。当然現在の世界情勢からも理由であり第一にアメリカは米軍兵士全員に対してロシアへの渡航を禁止しているためです。当然母親は許可をえてロシアに行ったと思っていたのですが、そうではなかったとのこと。

米軍によるとブラックさんは韓国から中国を経由しロシアに入ったとしており、当然軍に正式な許可をえていなかったとのこと。またブラックさんのフェイスブックには、彼の有人の一人だというウラジオストク出身の女性とビーチにいる写真が投稿されており、国外追放された女性とブラックさんが写ってる写真もあったとしています。これは逮捕直前なのか過去写真なのかはかのかは表現がなく不明です。


ロシア側の発表によるとブラックさんは5月2日に個人財産窃盗の容疑でウラジオストクで逮捕されたと発表しています。また欧州政策分析センターのロシア・ウクライナ専門家オルガ・ラウトマン氏によると、ブラックさんとロシア人女性は韓国で出会ったとしており、その後別れたものの2人は交流を続け4月に彼女を訪問したとロシアメディアが報じていると発表しています。

ワシントンD.C.のシンクタンク民主主義防衛財団のロシア専門家イヴァナ・ストラドナー氏はロシアはこれまでも人質外交を付けて歴史があるとしたうえで「捕虜交換の一環としてブラックさんの返還することを提案する可能性があるが、クレムリンはが下士官軍人であるため、拘留している他の米国人ほど価値があるとは考えていない可能性がある」とし、「クレムリンはブラックさんを米国との交渉材料として利用するのは夢の実現だ」と主張しています。