Task & Purposeによると陸軍第1歩兵師団の報道官ジェファーソン・グライムス中佐の発表として今月7日、カンザス州フォート・ライリーでAH-64アパッチヘリコプターが事故に巻き込まれ搭乗していた飛行士2名が負傷したと明かしました。

Apache crash at Fort Riley is latest in string of mishaps - Task & Purpose
https://taskandpurpose.com/news/army-apache-riley/

記事によると事故はフォート・ライリーでの第1戦闘航空旅団の砲撃訓練中に墜落した話しており、墜落の状況に関する情報は明らかになっておらず、「現在調査中」と説明しています。

墜落しまくる陸軍機

問題なのはここ最近、アメリカ陸軍で墜落事故が多発しており死亡事故も発生している点です。陸軍によると4月時点で過去半年以内に12件のついらく事故が発生しており、ヘリコプター11機と固定翼機C-121機でヘリコプターのうち4機がAH-64 アパッチです。この事故で複数人が死亡しています。

陸軍は2023会計年度で人命の損失または少なくとも250万ドルの損害を伴うクラスA事故を9件記録しています。

陸軍のアパッチについては低空で活動することもあり僅かな操縦ミスでも地面に接触したり墜落する可能性は上空を飛行する固定翼機よりは高いと考えられます。ただこれほど短期間に墜落事故が多発するという点について、米陸軍でどのような再発防止が取られているのかは疑問です。

現時点で操縦ミスなのか、何らかの整備やソフトウェア、ハードウェアの故障なのかもよく分かっていません。