Speed Ultra 7

日本では中国のスマホメーカーで知られるシャオミ。その自動車部門が小米汽車が開発し販売したSpeed Ultra 7という車種に関して中国メディアは客に引き渡されたもののフルマラソン以下の39km走行したところで故障し使用不能となったと報じています。

トラブルがあったのは今月5日、シャオミが始めて開発した謎の電気自動車SU7、Speed Ultra 7を1ヶ月ほど待ち引き渡されたウォン氏はその日始めて廈門市(あもい市)を走行していたといいます。しかし走り始めて間もなく異常が発生し、走行メーターが39kmをカウントしたところで止まったとしています。

中国メディアによると当時ウォン氏が撮影した映像があり、そこには危険を示す警告灯が点滅。路上に駐車された車両の姿が写しだされていました。

その車両の計器には「自動車がまもなく停止する。安全に車を停車しオンラインサービスセンターに問い合してください」というよくわからない警告メッセージが出ていたといいます。続いて「駆動システムに欠陥があり変速できない」というメッセージがでていたといいます。

シャオミは報道があった翌日7日に「問題の車両を工場に回収し分析後の故障原因を把握する」と明らかにした。シャオミ側は今回のトラブルで発生した車両牽引などの諸費用についてはオーナーに補償すると共にその払い戻しを進めると話しています。一方でウォン氏は修理ではなく新しい車両を要求したと伝えられています。

シャオミ Speed Ultra 7

Speed Ultra 7は電気自動車市場に参入を発表して3年ほどの開発を経て発表されたもので、当時は24時間で9万台の注文を受けたとしています。SU7はどこかのスマホのようにSU7、SU7 Pro、SU7 Maxの3つのモデルがあり、標準モデルは一度充電で最大700kmを走行でき、最高時速は210km/h。標準モデルの価格は21万5900元で、同級のテスラモデル3より3万元安くなっています。

たあ公式発売前の3月24日にドイツのBMW車両と衝突事故を起こした車両の写真の他にも、制御を失って縁石と衝突する映像が出回るなど販売前から事故る様子が撮影されるという謎の車となっており、販売してからも早速トラブルが発生するという品質になっています。

参考