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今月17日開幕した中国軍事知能技術装備博覧会(北京軍事博覧会)でいくつかの企業が各種潜水艦を発表したのですが、その中にアメリカが構想するマンタ型の機体があったらしく、細かい使用等が記載されていました。

アメリカ国防総省傘下のDARPAにより進められているのは、一般的に船舶や人が立ち入ることが難しい海域でも活動でき、かつ車両で輸送でき現地で組み立て迅速に展開できる水中無人機UUVです。現在アメリカでは既にノースロップ・グラマンが試作機を開発し海洋でのテストも実施しています。

“中国版机器蝠鲼”亮相北京军博会,具有低噪音、长续航、速度快等特点_军事频道_央视网(cctv.com)

マンタ型無人水中探査機_4

▼全長は5m、横幅は10mほどある巨大な船体
マンタ型無人水中探査機_3

一方、アメリカが持っているものは全部欲しいというレベルで完全な後追いをしている中国。このマンタ型無人潜水艇はすくなくとも2022年にはCGレンダリングなどが発表されていたのですが、北京軍事博覧会ではあくまでコンセプとして中国企業が構想したものが発表されました。

これは博雅工道公司がCGで発表したものでBM-1800というものです。あくまで仕様としてサイズは幅3.7m、全長1.7m、高さ0.6mとアメリカのものより予想で1/2~1/3以下の大きさです。水上航行以外も潜ることもでき最大300メートル潜航することができるとのこと。

動力としては2つのベクトルポンプジェットエンジンを使用し水中での高速移動を実現。関係者によるとカメラやライト、前方監視ソナー、ロボットアームなどの装置も搭載可能で国防以外も水利・水力発電、河川などさまざまな分野で活躍できるとのこと。もちろん捜索・救助と環境監視も仕様の範囲です。

▼アメリカのマンタ型無人潜水艇の構想。ここからももっと小さいと想像されていた。


アメリカのマンタ型無人潜水艇の実機、特に人とサイズ比較できる機体が初めて登場したのは今年5月であり、中国企業が発表したCGレンダリングは5月17日です。中国のものが比較的小型なのはこれまでアメリカのマンタ型無人潜水艇が予想されていたものより大きく、今までは中国が今回出したスペックくらいの大きさだろうと予想されていました。

また中国のものは本物のマンタのように翼が動くという仕様にしているのもマンタという名前から予想して作ったのではないかと考えられます。

いずれにしても中国がアメリカを意識したのかは不明ですが、この構想がアメリカでも次に進むのかも現時点では不明であり、具体的に何に使用するのかも詳細は明らかになっていません。