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ノースロップ・グラマンが開発し将来運用する爆撃機として飛行試験が繰り返されているB-21。先日初めてこの機体を側面から撮影した公式写真が公開されました。そこから見えるこの機体の特徴をいくつか紹介していきます。

B-21については公式発表されるまで機体のCGイメージ程度しか公開されずどのような形状をしているのか詳細は明らかになりませんでした。もちろん流出したという経緯もなく、部分的に極秘開発が進み現在飛行試験を行うまでになっています。

そのような理由から少なくとも公式の写真はこの機体の性能だったり特徴を隠すという理由もあるのか撮影する向きが限定されていました。公式発表された時でも基本的に正面からでそれ以外は見せることはありませんでした。過去の例からも撮影可能な向きに制限があるという内容を見聞きしたことがあり、その理由もこの機体がいかに特殊なものなのかという理由にもなっています。

前置きが長くなりましたが、今回公式写真として公になったのは試験機におけるB-21の飛行中の側面写真です。写真事態は一眼で撮影したものになっていると考えられるのですが、日中に飛行したというわりにノイズ量が多く予想では意図的に表面形状を隠すためノイズが多くでる設定を作り撮影したか、それとも撮影したカメラがかなり古いのどちらかです。尖端に伸びている航空データプローブと呼ばれるものが若干被写体ブレをしていることからシャッター速度は遅い状態で撮影されたか可能性もあります。

以上はThe Warzoneが指摘していなかったB-21の写真です。

First Aerial View Of B-21 Raider Offers New Insights | The War Zone
https://www.twz.com/air/first-aerial-view-of-b-21-raider-offers-new-insights


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ここからはThe Warzoneが紹介する公式写真から見るB-21の特徴ですが、コックピット付近についてはこの機体の特徴的なものになっているといい、両サイドの台形状のシグネチャーコントロール用に特別に設計された小さなビューポートがはっきりわかるものになっています。

また視界が限られているものの風防ガラスは空中給油に適していると考えられ、その後ろには点線が入った射出座席用飛び出し口と空中給油用の白黒のラインが見えます。吸気口はほとんど認識できず、おそらく最も興味深い非常に目立ちにくい特徴を反映していると評価しています。

胴体下部にIの字に見えるのはステルス作戦時には格納されるアンテナとしており、その前に大きく飛び出しているのは航空データプローブで軍には配備される機体に搭載されません。

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機体後部についてはAF 0001 のシリアル番号と明るい色のスキン コーティング、この横からの写真からB-21のデザインがいかに滑らかで流れるようなものであるかが分かり、B-2と多くの共通点も多いもののステルス技術がより洗練されていることは明らかだとしています。

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あわせて着陸するときの写真(正しくは撮影した動画映像から切り出したスクリーンショットと考えられる)も公開されました。

タイヤは前方が横並び2輪、後輪は横並びの2輪となっています。これはB-2に比べ機体重量が軽いこと示唆されます。側面に飛び出た▲の構造、スイングアップドアは補助吸気ドアとなり今回初めてその位置が確認されました。

この着陸の写真を見てもわかるように吸気口がほとんど目視できないほどになっているのはB-2とは大きく異なっており、さらにステルス性能が向上しているのは明らかだと考えられます。