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金銀財宝を発見する…日本でも埋蔵金など一昔前はよくテレビでネタにされていたのですが、最近チェコで中世時代の銀貨約2150枚が散歩していた女性により発見されました。

現地メディアによると発見されたのはチェコのクットナホラという地域で、今月25日身元が明かされていない女性により偶然にも大量の銀貨が発見されたと報じています。

この銀貨は1085年から1107年に製造された中世時代初期の通貨で、当時プラハからボヘミア王国に輸入されたものだと推定されています。銀貨が発見されたこの地域はプラハから東南に約68km離れているのですが、チェコの前身であるボヘミア王国でありプラハの次に最も華やかな歴史を誇る大都市だったとのこと。

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発掘したチェコ科学アカデミーの考古学研究チームは「10年に1度あるかないかの宝物が発見された」「銀貨の他にも銅、鉛、金属混合物が含まれたコインもある」と説明しています。なぜこの何もないような地域で発見されたのか。

銀貨が鋳造された時期がプルシェミスル王朝でそのメンバーらの間で紛争が起きて政治的に不安定な時期だった」とし「当時は戦闘が一般的であり、おそらく軍人たちの給与や一種の戦利品だったのではないか」と推定しています。

具体的にどのような経緯でこれがばらまかれてしまったのかなども不明なのですが、現在の価値については「想像ができない」としています。といいうのも11~12世紀の銀貨については取引されるケースが非常に稀であり相場というのが無いためだとしています。