香港メディアによるとフロリダ大学の中国人留学生が身分などを偽りアメリカ企業から入手した薬物などを違法に中国に輸出し利益を得ていたと報じています。
21歳の学生が中国学生学者連合会の会長になっているというよくわからない団体に所属しているのですが、この鄭という女学生はアメリカ国内の生物医学関連の会社から危険薬物や毒物の『サンプル』を注文し、大学に届いたそのサンプルを中国に密輸していたというものです。米フロリダ大学に通う中国人留学生の女性が、同大学から3年間の出入り禁止処分を受けた。香港メディアの星島日報が27日付で伝えた。フロリダ大学はこのほど、中国人留学生1人について今後3年間キャンパスへの出入りを禁止すると発表した。21歳の留学生で、中国学生学者連合会(Chinese Students and Scholars Association)の会長でもある鄭濃濃(ジョン・ノンノン)さんは、規制対象の物品サンプルを違法に代理購入し、中国に運んだ疑いが持たれており、警察当局の捜査を受けている。
RecordChina
このとき鄭はメールの署名を改ざんし、自身が生物工学系の学生になりすましていたとさこれは相手企業に対してアピールするためだったと考えられています。
記事によると一連の事件で既に3人の男が別に逮捕されており同じく中国に対する密輸に関わっていました。記事によると、鄭は予想では逮捕された3人のうち一人主犯格の彭宇(ポン・ユー)被告から時給25ドルで密輸の仕事を持ちかけられたといい、当時問題があるとは認識してなかったなどと主張しています。
つまり合法の仕事だったと思いこんでいたということになるのですが、留学生的な身分であれば逮捕されたりすれば基本的に国外追放となる可能性が高く、いずれにしても金で動くような人間である以上この中国人がアメリカ企業での就職は不可能です。
大学によるとこの鄭については大学への立ち入りが禁止された状態だとしているのですが、予想ではこのような行為は世界中の大学にいる中国留学生を対象に実施されている可能性が非常に高く、当然日本も産業スパイレベルの対象となっていると考えられます。