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もはや意味不明なことになっているのはPanasonicが販売しているLUMIXシリーズのカメラです。次はフラグシップモデル『S1R』でも行なわれている可能性が高いとXなどで指摘されています。

『「生命力・生命美」に沿った妥協なき描写力』などと意味不明な表現をして自社のカメラDC-S1R、フラグシップモデルを紹介するPanasonicのページです。

その下には『LUMIXの目指す絵作り思想』などとサンプルを掲載しているのですが、もっとも重要な位置にある写真が実はSONYの比較的安価なAPS-Cセンサーを搭載したα6500で撮影されたものである可能性が指摘されています。
高画質 | DC-S1R | Sシリーズ フルサイズ一眼カメラ | 商品一覧 | LUMIX(ルミックス) ミラーレス一眼カメラ・デジタルカメラ | Panasonic

広いダイナミックレンジを活かし、立ち込めた雲海の湿度感や霧の向こうにある山の稜線の消失感、遠くの地平線まで続く大地の奥行き感、木々の立体感までも描ききる圧倒的な解像力で表現。そこにある息吹、空気、歴史といった「感性」がとらえたものまでしっかり描き出すこと。それが、LUMIXの目指す絵作り思想「生命力・生命美」です。
このように「DC-S1Rでしか撮れない」と言いたげな内容を掲載してます。しかしこの写真を撮影したカメラはDC-S1RではなくSONYのα6500だと指摘されています。

▼DC-S1Rの商品ページより
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仮にこれが正しいとして事態は先日あったカメラで機能紹介でサンプル画像を用いていた事例とは次元が異なります。これは自社の設計思想、カメラの開発に至った根底にあるその思いを紹介している写真である点です。それを素材サイトを使っていた可能性があるというもので、つまりソニーのエントリーモデルに近いカメラでも十分に撮影できてしまうということをPanasonicが公に認めたということになります。

問題の写真が本物なのか調べたところ、確かにPOND5というメディア販売サイトに掲載されており、情報によるとα6500で撮影したものだと表記されています。写真は商用利用可能であり価格は188円~750円。あくあまで撮影した日時は2018年となっておりS1Rの発売前に撮影されています。
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仮に素材サイトから借りた写真だとして、このような表現をホームページ上で紹介する場合、誰か一人が勝手に行えるものではなく何らかの会議を行い「この写真と表現を交えて表記しよう」とゴーサインを出すのが普通です。そのような場でもこの写真が使われていた可能性があります。

S1Rはカメラとしてα6500以上に実力のある機材です。なぜこのようなことをしてしまったのか。もちろん現在は可能性でしかないのですが、仮に作例と思想が完全に一致していなくてもそのカメラで撮影したものを掲載することはまずはカメラを開発した技術者、そして消費者にとっても重要なことと考えられます。