The Airbus Wingman Stealth Drone_3

航空大手エアバスは有人戦闘機と共に戦う忠実な両機、いわゆるCCA コラボレイティヴ コンバット エアークラフトなどと呼ばれることもある無人機を発表しました。現時点で導入コストは有人機1/3とかなりの高コストとなっています。

近年の戦闘機分野におけるトレンドの一つとして有人機に随伴する無人機を複数を付けるとうものです。今回の無人機はロイヤルウィングマン、忠実な両機などと複数の呼び方がされているそんな機体です。

Stealthy Fighter-Like Wingman Drone Concept Unveiled By Airbus (Updated)
https://www.twz.com/air/stealthy-fighter-like-wingman-drone-concept-unveiled-by-airbus

The WarzonenによるとエアバスがILAベルリン航空宇宙ショーで正式発表した機体は全長15m、幅12m、高さ2.53m。コンセプト機には少なくとも2つのウェポンベイのような切れ目が確認できます。現時点でこの機体が配備されるかも未知数なのですが、一般的なミサイルから爆弾、偵察機としての様々なペイロードも搭載できる機体となると考えられます。

また翼の下にハードポイントを搭載する形で兵器を搭載する可能性もコンセプトアートで描かれておりステルス性能が重要視されないような場面では更に追加の兵器を運用できることが示されています。

The Airbus Wingman Stealth Drone_1

一方で機体コストはあくまで現時点で有人機の1/3程度を予定しているのですが、これは同様にアメリカの同じ構想であるCCAとほぼ同じ額となっています。したがって安価に消耗させることを目的とした無人機とは異なり長期間運用することが前提となっていることが伺えます。

The Airbus Wingman Stealth Drone_2

また同社のシェルホルン氏過去にヨーロッパ大陸側、フランスやドイツなどが開発すると言われている第6世代戦闘機FCASが配備される前にも既存の有人機と連携して運用できる無人機が必要だと説明していることから、今後導入されるユーロファイターEK電子戦機と連携し機能する無人機というドイツ空軍の要件を満たすことも意図されているという考えを裏付けるものだとしています。