Su-57,

大小様々なドローンによる攻撃を行っているウクライナ。特に軍事基地の機体など高価な対象も破壊できる安価な攻撃手段となっているのですが、ロシアが開発したステルス戦闘機Su-57がドローンにより破壊された可能性があると報じられています。

Defenseblogによると今月8日頃、カスピ海に面するアストラハニ州にあるアフトゥビンスク空軍基地にウクライナ軍のドローン攻撃が行なわれ駐機していたロシア空軍のステルス戦闘機Su-57、少なくと1機が飛行不能なレベルの破損がでたと報じています。

Russia confirms Su-57 damage in drone strike
https://defence-blog.com/russia-confirms-su-57-damage-in-drone-strike/

この情報は先にロシア側から発表されロシア空軍とつながっているフィグターボマーのテレグラムチャンネルはドローン攻撃を確認したといい「昨日、アフトゥビンスクの空軍基地がドローン攻撃を受けた。3機が空軍基地に到達した」と被害が出たことと攻撃の規模も明らかにしています。

またロシアの軍事情報局テレグラムチャンネルもこの事件を確認しているといい「国内には第5世代機を数機格納する適切な格納庫さえなかった。どうやら、格納庫は最新鋭の戦闘機よりも高価なようだ」最新鋭機の適切な防護が欠如していると批判と同チャンネルは投稿しています。

アストラハン州_1

この攻撃は遠く離れた空軍基地に対するドローン攻撃となるのですが、ウクライナ国防省情報総局も翌日にこの攻撃を発表しており、前線から約590km離れたアフトゥビンスク空軍基地のSu-57を攻撃したと発表しており、公開した衛星写真からSu-57の損傷は史上初になるだろうとしています。

500km以上離れた攻撃となると比較的大型の固定翼タイプと考えられるのですが、具体的にどのようなものが使われたのかは不明です。

この基地には過去に5機のSu-57が展開していたことは確認されているのですが、ロシア軍としてはさらに後方に移動が必要になると考えられます。