インドのムンバイ空港で今月8日、エア・インディアのエアバスA320とインディゴのA320が同じ滑走路上で数百メートル離れた感覚でやってしまう事故があったと報じられています。
こちらが当時撮影された動画で、離陸するため滑走しているエア・インディアのエアバスA320の後方から着陸しようとアプローチしているインディゴのA320がそのまま着陸するというかなり珍しい映像です。Serious security concern at @CSMIA_Official Mumbai Airport yesterday putting 100s of life at risk
— Nikhil Lakhwani (@nikhil_lakhwani) June 9, 2024
While @airindia ✈️ was in the process of take off, another 🛬 from @IndiGo6E was allowed to land on same runway@DGCAIndia takes action against #Mumbai ATC official responsible pic.twitter.com/nsJvHZrWTZ
映像ではエア・インディア機が着陸してからわずか数秒後に着陸しているのですが、事故の発生は管制官のエラーにあったとみており、インド民間航空総局(DGCA)今回の滑走路接近事故を起こしたことを受けて、ムンバイ空港の当該航空管制官を名簿から外すという迅速な措置を講じています。
一方でこのような状態にもかかわらずなぜ着陸したのかという点については触れられていないのですが、考えられるのはコックピットが機首上げ状態で滑走路に進入するためパイロットが目視できたのは着陸寸前だった可能性もあります。
いずれにしても再離陸するにはそのまま速度を上げる必要があり逆に離陸した機体に追突する可能性も考えられるため判断としては着陸してブレーキをかけたほうが空中衝突するよりも適切だったとも言えると思われます。