ウクライナのSu-25

旧ソ連製の兵器を覆う扱うウクライナ。問題となるのは西側の各種兵器と互換性がないのですが、ウクライナ空軍は新たにフランス製の航空爆弾AASM 、アメリカでいうJDAMに相当する精密誘導爆弾を自国機で運用できるようになったと報じられています。

ウクライナ空軍司令部の航空部門責任者であるセルヒー・ホルブツォフ大佐によると「我々のSu-25(攻撃機)は近代化されたことで、ロケットエンジンを搭載した航空爆弾を配備できるようになりました。これらはHAMMER爆弾(AASM)と呼ばれ、我々は非常に効果的に使用しています」と既に実戦配備し運用しいてることを明らかにしました。

▼AASMを取り付けた航空爆弾
AASM

ホルブツォフ大佐によると、ウクライナ空軍はSu-25用の無誘導爆弾については既存の備蓄に頼っており戦闘開始した最初の年にこれら無誘導兵器の備蓄はほぼ使い果たしていたとのこと。一方でアメリカはウクライナの攻撃機の運用能力を維持するために、備蓄からズーニロケットを提供を開始。しかし、このズーニロケットも底をつき、西側諸国が精密誘導兵器へと移行したため生産の再開は非現実的と判断されていたと説明しています。

▼ウクライナ側が発射したAASMが突っ込む様子


Su-25では初めて運用できるようになったAASM HAMMER システムはキットの名前で誘導セクションとロケットブースターを無誘導爆弾に接続することで精密誘導兵器にアップグレードできる装置です。アメリカでは同じようなものとしてJDAMと呼ばれるキットがあるのですが、こちらはあくまで誘導用の翼(フィン)やセンサーのみの搭載となっているのですが、フランスのAASMは更に射程を伸ばすためロケットブースターも搭載可能となっています。

そのため安全な位置から発射することで脅威から逃げることも可能でありウクライナとしては貴重な航空戦力を維持するため積極的に運用していると紹介されています。ウクライナでは数ヶ月前からこのようなAASMを運用している映像が撮影されており、詳細は不明ですが実戦で運用できるレベルに仕上がっていることは間違いなさそうです。