GJ-11_1

衛星写真で確認された情報として、中国上海市長興島でGJ-11というステルス無人機とされる機体が建造中の075型強襲揚陸艦を模した飛行甲板上で見つかったと報じられています。

今回確認されたのは2024年5月に撮影された衛星写真で置かれていたは2機で、中国の試作機カラーは黄色であるため予想ではモックアップと考えられるのですが、状況はよくわかっていません。

Mockups Of China's Sharp Sword Stealth Drone Appear Near New Supersized Amphibious Warship
https://www.twz.com/air/mockups-of-chinas-sharp-sword-stealth-drone-appear-near-new-supersized-amphibious-warship

記事によるとこの模擬施設は全長123メートル、幅60メートルと巨大なもので予想では左下に艦橋のような構造物を模して設置されている可能性があるとしています。ただし、この寸法は中国のどの空母の甲板の大きさとも直接的には一致していません。またこの場所には滑走路というものはなく、その近くにある誘導路などにも繋がっていないとのこと。

GJ-11_2

ただ、このGJ-11のモックアップがあるのは076型強襲揚陸艦といった、電磁カタパルトを搭載する建造中揚陸艦から非常に近いことに注目する必要があるとしています。


またこちらのプロモーション映像のようにGJ-11と考えられる機体が空母ではなく当時の075型強襲揚陸艦から発艦しているようすが描かれておりこのような艦艇での運用が想定されている可能性は非常に高いと考えられます。

GJ-11

現在全翼型のステルス機を唯一空母から発進させたのはアメリカ海軍のみで結果的にこれは廃案となりました。その廃案となったものを中国が実戦配備する可能性は非常に高いと考えられます。