マンタレイ

米国国防総省傘下のDAPRAプロジェクトとして開発されたノースロップ・グラマンの超大型無人潜水艇マンタレイに関して、最近動く様子が初めて動画で公開されました。



このマンタレイは人が立ち入ることが難しい海域に対し、何ヶ月も滞在可能な潜水艇として開発されたもので、海底で低電力状態で冬眠できる省エネ技術は再生可能エネルギー企業シートレックの協力で実現させました。

Video: First look at DARPA's massive Manta Ray drone in action
https://newatlas.com/military/manta-ray-sub-videos/

この見た目が初めて公開されたのは2024年5月です。それまではCGレンダリング程度でこんな「ミッションをできます」というものが示されていました。その発表から1ヶ月あまりで動画がでてきました。



航空軍需大手ノースロップ・グラマンが開発しているUUV。どのようなものなのか注目を集めたのですが具体的な性能については示されていません。例えば航行可能な距離なども不明です。新たに分かったこととしてはマンタレイを浮上、潜航させるには潜水艦のように海水を汲み上げて機体の重量を変えることで行っているという言われなくても分かる程度のものです。

この開発に4年もの歳月をかけ今年2月と3月には既に海洋試験が実施されています。このような動画を公にしたことについては極秘のものではないということになるのですが、今後具体的にどのような研究・調査に用いられてるのかは言及がなく用途は未だによく分かっていんません。

ちなみにこの機体は海洋調査といった目的のものではないと考えられDARPA、軍用技術の開発および研究する部門が行っていることからも軍事用の目的が強いものと思われます。