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中国の学校にあるのは教室を殺菌する『紫外線ランプ』です。先日人体に有害な紫外線を誤って3時間照射し続けるありえない問題が発覚し、保護者側と治療費など保証することを合意したものの約束が守られていないと報じられています。

中国では2009年頃に流行した新型インフルエンザ対策として教室に紫外線ランプを設置して表面を殺菌するということを行っています。これは前の新型コロナウイルスでも使用されていたのですが、非常に稀ながら発生するのはこの有害な紫外線ランプを誤点灯したことによる人的被害です。

教室内の紫外線殺菌灯が誤って点灯し続け児童ら50人余負傷、学校が謝罪―中国
https://www.recordchina.co.jp/b935029-s25-c30-d0192.html

先日それがあったのは広東省汕尾市にある小学校。2024年4月7日、紫外線ランプが誤って3時間も点灯し続け、数十人の児童が目の痛みや皮膚のやけどなどの症状を訴える出来事がありました。

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この時生徒からは紫外線ランプがついていると訴え、不快感を教師に訴えていたものの教師、つまり学校側は構わず授業を受けるよう指示し結果として休み時間などを挟み3時間も点灯し続けていたといいます。結果、この紫外線によりは肌が焼けるような症状をみせ50人あまりが負傷しました。

なぜ学校側はランプを停止しないどころかその下で授業を受けるよう強要したのか。
これも毎度ながら組織側の意味不明な言い訳が目立つのですが「学級担任の説明によると、問題発覚後すぐに学校に報告したが、対応が遅れたのは児童らを緊急避難させると将棋倒しを引き起こす可能性があることを心配したため」などと意味不明なことを説明しています。

つまり休憩時間を挟み3時間ありなあら避難させると逆に将棋倒しになり負傷させる可能性があるなどと知性を感じない言い訳をしているというものです。小学生でも思いつかないことを口にしている学校側ですがその後、被害を受けた生徒に対して保護者側と治療費などの負担は受け持つとしていたのですが、結果的に学校側は責任転嫁をし始めたとしています。

中国では過去にも生徒がいる状態で紫外線照射してしまい負傷する事故が発生しています。今回は殺菌灯のコントローラーの故障により予期せずランプが点灯したなどと説明しているのですが、学校には雑菌並に問題がある人間がいることが紫外線ランプが明らかにしました。