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ロシア軍が運用しいてる通常爆弾としては最大となるFAB-3000 M54。重量が3トンあるという大型爆弾になるのですが、先日これを使用したと考えられる映像が公開されたと報じられています。

親ロシアのテレグラムチャンネル「ファイターボンバー」によると、20日投稿した内容として滑空キット(UMPK)が装着したFAB-3000 M54が戦闘に初めて使用したとして映像も公開しました。

この映像からは3階建ての建物周辺で爆発が発生している様子が確認できます。テレグラムチャンネルのによると、ロシアの爆撃機がハルキウのリップチという街にFAB-3000を落としたとし、目標物に直接当たらなかったものの大きな被害を与えたと主張しています。

Is This Our First Look At Russia's New Monster Glide Bomb Striking Ukraine?
https://www.twz.com/air/is-this-our-first-look-at-russias-new-monster-glide-bomb-striking-ukraine

一方でウクライナ空軍司令部のスポークスマンは「該当映像を確認した」と明かしており現時点でどのような爆弾を使用したのかはわからないとした上で「現場を探して瓦礫などを調べてみなければ正確にどのような弾薬を使用したのかを言える」「(仮に主張どおりに)FAB-3000の使用したのであれば非常にまれなケースで、調査を通じて事実と確認されればロシアがこのように強力な爆弾を使った最初の事例の一つになるだろう」と付け加えました。

FAB-3000-1

FAB-3000は重量3tの自由落下爆弾で主に都市や港湾施設の破壊のために設計されたロシア軍が保有する最も強力な爆弾の一つです。最近、これに簡易的な翼をとりつけ精密誘導できるUMPKというキットを取り付けたとする内容を報じられていました。
今回の爆弾は上の画像にUMPKを取り付けた兵器により攻撃されたというものです。

UMPKを取り付けた1.5トン爆弾
Unifitsirovannyi Modul Planirovaniya i Korrektsii、UMPK_1

一方でFAB-3000という大型爆弾を運用できるのは一部の爆撃機Tu-160とTu-95MSといった大型爆撃機になるため運用はかなり限定されます。今回は試験的に運用した可能性が高いもののウクライナの前線付近では今後このような兵器の脅威に晒されることになります。