
イギリスメディアなどによるとロシア系アメリカ人の女性がウクライナに対して50ドルの寄付を行った結果、拘束され国家反逆罪として裁判を受けることになったと報じられています。
ウクライナに50ドルを寄付した疑いで反逆罪で起訴されのはロシア系アメリカの女性、クセニア・カレリーナさんです。
記事によると、この日、ロシア・エカテリンブルク・スベルドロフスク地方裁判所に拘禁後、始めてとなる法廷に初めて姿を現したとのこと。この日の裁判は非公開で行なわれたといい、その後の裁判は8月に行われる見通しだとしています。
記事によると、この日、ロシア・エカテリンブルク・スベルドロフスク地方裁判所に拘禁後、始めてとなる法廷に初めて姿を現したとのこと。この日の裁判は非公開で行なわれたといい、その後の裁判は8月に行われる見通しだとしています。
この女性は何者なのか。米国とロシアの二重国籍者だというカレリーナさんは今年に1月、親親に会うためにロシアのエカテリンブルクを訪問したところロシア連邦保安局(FSB)に逮捕されました。その理由についてFSBは「ウクライナのための薬品、装備、弾薬などの購入を助けようと資金を募金した疑いで起訴された」とし「米国でウクライナを支持する公開行事に繰り返し参加した疑いも受けている」と言われたとしています。
逮捕された理由はそれだけなのですが、大きな理由は『ロシア国籍』を持っていたことで入国後逮捕されたと考えられます。特にカレリーナさんはロシア刑法275条による容疑で起訴されたといい、このロシア刑法275条は「国家反逆罪」に該当する犯罪を含んでおり、通常であれば懲役12~20年の刑を宣告されることになるとのこと。ただしどのような方法でロシア側が寄付したことを知ったのかは不明であり何らかの情報がロシア側に漏れていたことは確実と考えられます。
記事によるとカレリーナさんはニューヨークに本部を置く非営利団体である「ラソーム」に51.80ドルを寄付したことが分かってるとしています。
ニューヨークタイムズなど米国メディアは「ウクライナとの戦争後、ロシアで米国市民が拘禁される事例が増えている」とし「これは米国や他の西側国家に拘禁されたロシア人と取引する資産、つまり人質的な行為である可能性がある」と報道しています。