絶滅危惧種に至るまで薬として狩られる野生動物。その原因は一般的に効果がよくわからない謎の伝統的な中医薬が原因となっているのですが、実は中国以外でもその影響圏であるベトナムなどでもガンに効くなどと処方されているといいます。

当然科学的根拠はまったくないと考えられるのですが、南アフリカは全世界サイの約80％程度が生息する地域となっているものの医療目的で違法に狩られる密猟は減っていないといいます。その原因は高値で取引されるためです。

南アフリカ環境部によると2023年、分かっているだけで密猟で犠牲になったサイが499匹で前年より11％増えたとしています。



そこでは南アフリカ共和国ではサイの個体数を守るためツノに放射性物質を注入し始めたとしています。ビットバーテルスラント大学放射線専門家のジェームス・ラキン教授によると「放射性数値が非常に低くサイの健康はもちろん周囲環境にも何の影響も及ぼさない」とし「ただ人間が口にすれば有毒だ」と話しています。放射性物質は約5年ほど効果があるとのこと。