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今も厳しい戦況となっているウクライナ。数少ない戦闘機が運用されているのですが、先日、超低空飛行から急上昇しつつ爆弾を飛翔させるトス爆撃の様子が撮影されました。

この映像は2024年6月27日にSNSに投稿されたもので、情報によるとウクライナのベルゴロド地域で実施された攻撃だとしています。爆弾を投擲しているのはウクライナ空軍のMiG-29戦闘機です。運用されている爆弾は不明ですが、フランス当局は1月に初めてハマー爆弾の提供を発表しておりウクライナのMiG-29、Su-27、Su-25も特殊なパイロンやその他の改造によりこれら西側兵器を運用できるようになっているとされています。

Watch A Ukrainian MiG-29 Toss A Bomb Across The Front Lines
https://www.twz.com/air/watch-a-ukrainian-mig-29-tos-a-bomb-across-the-front-lines

こちらがいわゆるトス爆撃を実施してるMiG-29です。

なぜこのような攻撃をしているのかについては単純で敵のレーダー、対空ミサイルの脅威に晒される可能性が非常に高く低空で侵入するということを行う必要があるためです。

デメリットとしては基本的に高度が高ければ高いほど爆弾の自由落下の時間が長くなるのですが、このような方法では極端に短くなる問題があります。仮にフランスのハマーであれば低空飛行する航空機にから山越しに投下できるようロケットの支援によるオプションが用意されています。この場合は低高度で投下された場合でも少なくとも 15km 離れた目標に命中でき、滑空爆弾よりも高いエネルギー状態で着弾できると主張しています。