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先日韓国のソウル市でブレーキを踏んでも効かなかったなどと意味不明なことを主張し、結果として歩行者ら9人が死亡した事故について、このドライバーが過去数年で6回も交通事故をおこしまくっていたことが明らかになりました。

韓国の複数メディアによると、このドライバーは68歳の男で、当時運転していたのはヒュンダイ自動車のジェネシス・G80という車種でした。しかし、このドライバーについて記録が残っている範囲で2018年以降、合計6回の交通事故を連発させていたことが分かったとしています。

これは韓国保険開発院が運営するサイト「カーヒストリー」で確認されたもので、2018年以降というのはこの車を購入し登録されたのがこの年ということになります。

この68歳の男は1974年にバスの運転免許を取得し約40年にわたりバス運転手として働いてきたとしています。この40年間、どのようなトラブルをおこしたことがあるのかは明らかになっていません。分かっているのは男は事故の前日までバス会社で嘱託で働いた後でした。20人乗りの路線バスを運転していたといいます。

一方当時乗車していた妻は「夫はこれまで接触事故を一度も起こしたことがなかった。遺族の方々に本当に申し訳ない」と話しているものの、少なくとも6回事故を起こしており事実と異なる主張をしていたということになります。

薬物等は非検出

警察の捜査によるとアルコール検査や薬物簡易検査で陰性であり、ドライバーは「急発進のために事故が起きた」と話しているものの根拠はドライバーの供述だけだとしています。車の記録では「事故直前にアクセルペダルを90%以上の強さで踏んでいたと思われる」としており、急発進させたのはドライバーがみずからペダルを踏んだことが示されています。