ウクライナ侵攻以降ロシア開発したのは自由落下の航空爆弾に誘導を行えるようにする翼を付けたUMPCという外付け装置です。アメリカ軍でいうJDAMに相当する装置になるのですが、3トン級爆弾FAB-3000 M54にUMPKを取り付け運用する映像がはじめて公開されました。
こちらがFAB-3000 M54にUMPK(Unifitsirovannyi Modul Planirovaniya i Korrektsii 滑空誘導キット)を搭載した映像になります。これまでより小型の爆弾ではこのような映像は一応確認されてはいたのですが、この3000kg級爆弾のものははじめとなります。
運用しいてる機体はSu-34というフランカーファミリーの中でも最大の大きさがある戦闘爆撃機が使われています。
気になる点としてはこちらがSu-34にFAB-3000 M54を搭載する映像になるのですが、実はこの時点でUMPKは付けられていません。ロシアの軍事サイトによると「UMPKは機体に爆弾を接続した後にUMPKを付けるとしています」これにより地上作業員の作業が大幅に容易になるとしています。
こちらがその画像です。確かにFAB-3000 M54を機体に搭載した後にUMPKを取り付けていることがわかります。このような別々に取り付ける運用がされている理由については地上の機器、つまり台車が対応していないなども考えられます。
投下される爆弾
このあと爆弾はロールして上下反転する
こちらが滑空している爆弾です。通常このような無誘導の大型爆弾はその大きさが命中精度が落ちる要因にもなるのですが翼と誘導装置が搭載されたことにより精度は飛躍的に上がっていると考えられます。