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海外の軍事系ニュースサイトによると中国武漢市郊外揚子江沿いにある国営の中国船舶重工集団(CSSC)傘下の武昌造船所で複数のクレーン船が横並びで何かを引き上げる様子が確認されたと報じられています。

The Warzoneによると、2024年6月15日に衛星写真が捉えた写真の中に新しく進水した潜水艦いつも停泊している位置でクレーン船が集まっている様子が確認されたと報じています。

Odd Activity At Chinese Submarine Shipyard Draws Interest
https://www.twz.com/news-features/odd-activity-at-chinese-submarine-shipyard-draws-interest

記事ではここに停泊していたのはおそらく新しく建造された元級潜水艦(039型)ではないかとしています。

衛星写真を販売しているプラネット・ラボから入手できる画像をさらに調査した結果として、少なくとも6月12日から6月17日まで4隻のクレーン船の群れがそこにあったことが分かったとしています。また5月に停泊していた潜水艦はその期間中は不在で最後に目撃されたのがいつだったのかは不明です。7月第1週までにクレーン船は姿を消し武昌での活動は正常に戻ったとしています。

現在はクレーン船が集まっていたところから少し離れた西側に別の潜水艦が停泊していることが確認されています。この潜水艦が事故を起こしたのかなども分かっていません。

記事では「039A型とほぼ同じ長さの間隔で4隻のクレーン船が突如現れ、さらに浮きブームも存在するというのは異常であり、何らかの事故の可能性を疑わせる。浮きクレーンは、転覆したまたは転覆の危険がある船舶を元の状態に戻したり安定させたりするのに使用できるほか、残骸を移動するのに使用できる。ブームは、石油やその他の危険な液体の漏れを封じ込めるのによく使用される」としており、いずれにしても転覆といった重大な事故が発生した可能性を示唆しています。