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軍事系ニュースサイトによると、エジプト空軍は航空戦力の近代化の一環として中国製のJ-10C戦闘機およびJ-31という中国でも実戦配備されていないステルス戦闘機とされる機体の導入を交渉していると報じています。

Defenseblogによるとエジプトと中国の交渉はエジプト空軍司令官のマフムード・フアード・アブデル・ガワド中将が中国のチャン・ディンチュウ将軍と北京で会談しこれらの最新鋭戦闘機の販売の可能性について話し合ったというものになっています。

記事によるとエジプトは過去に中国のH-6爆撃機やJ-6戦闘機を導入していた実績があり、2022年後半から先進的な戦闘機への導入に関心を高めていたとしています。

▼J-10C
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成都航空機工業公司(CAC)が開発したJ-10Cは高度な電子戦システムとアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーを搭載し空対空、空対地で多用途能力をサポートしています。2017年12月に中国空軍に配備されており、現在J-10Cは中国とパキスタンで運用されています。エジプトは同機12機の購入に関心を示しているとされています。

▼J-31
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一方でJ-31ことFC-31は瀋陽航空機公司が開発した第5世代の双発ステルス戦闘機です。試験飛行などはすでに行われているものの中国やその他の国で戦力として運用された実績はなく機体の実用性、不具合の問題を抱えている可能性もあり導入は高リスクとなると考えられます。

報道内容は以上ですが、J-10Cは現実的に導入は考えられるものの未だに試験機扱いのFC-31については難しいと考えられます。