Defenseblogによるとエルビット・システムズが開発しているGPU誘導120mm迫撃砲ことアイアン スティングは従来の迫撃砲から発射できる砲弾で特徴としてはGPS誘導以外もレーザー照射したターゲットに命中させる能力があります。

Israeli army buys advanced mortar munitions
https://defence-blog.com/israeli-army-buys-advanced-mortar-munitions/

最大飛翔距離はカタログスペックで10km。迫撃砲弾には発射後に展開するフィンを搭載しており、これで誘導を行います。信管は従来通りで衝突した瞬間に爆発するモード、遅延して貫通した後に爆発するモード、空中で爆発するといったモードがあります。

なぜ迫撃砲か？

この迫撃砲は発射後放物線を描き高角度で落下します。航空爆弾や砲弾よりも威力は小さいのですがどのような利点があるのでしょうか。

同社によると「都市環境での軍事紛争の増加に伴い、世界中の軍隊は巻き添え被害を最小限に抑える正確な技術を求めています。エルビット・システムズのアイアン・スティングはこの重要なニーズを満たしています」とのことで、要するにある程度の破壊力を生かしたピンポイント攻撃を行うことで敵の拠点を破壊することが期待できるというものになります。

もちろん威力が低いため仮に明後日の方角に飛んでいったとしても被害は限定的で、仮に敵拠点に命中したとしてもその周囲の建物には影響がでにくいという特徴があります。