image1

ロシアによるウクライナ侵攻は膠着状態となっているのですが、ここ最近ウクライナ軍が国境を越えロシア領土内に侵攻開始したと報じられています。今回はその意図や状況を簡単に紹介します。

海外メディアによるとウクライナがロシア領土へ侵攻を開始したのは2024年8月7日頃とされ、地域はウクライナのスームィ州という、首都キーウの東側、ハルキウ州の北西部に位置するロシアとの国境に面する地域です。首都モスクワまでは北に500km程度離れています。

Ukrainian Forces Make Major Gains Inside Russia On Day Three Of Kursk Invasion (Updated)
https://www.twz.com/air/ukrainian-forces-make-major-gains-inside-russia-on-day-three-of-kursk-invasion

▼9日頃の侵攻状況
GUg3usfa8AAq7_E

ウクライナ軍はここからロシアのクルスク地域に侵攻を開始。現地時間午前8時に戦車11両を含む戦闘員を乗せた車両20台以上で進軍を開始したとされ当初は少なくとも300人規模、9日時点で2000人余りがロシア領土に侵攻したとされています。 この事態はロシア側も認識しており、防衛線維持しているとされているものの、ウクライナ軍は国境から32kmほど進んでいるとされ進軍領域を日々拡大させています。

一方でロシア軍の反撃についてはよくわかっていません。クルスク地域の知事代理が「ロシア国境警備隊および兵士が侵攻を阻止している」と主張しており、ロシア国防省は「ウクライナは数百人の兵員と8台の戦車を含む数十台の車両を破壊した」と主張しています。

ウクライナのロシア領土侵攻の意図

ロシア側に侵攻した初の大規模な軍事行動となっているのですが、現時点でウクライナからは具体的な発表はなく意図は不明です。アメリカなど西側諸国の了承は得ているとも考えられるのですが、アメリカ側も特に説明はしておらず状況はよくわかっていません。

いずれにしてもこの侵攻はウクライナが西側から得た情報を元に不意打ちを仕掛けていることは確実です。その理由として考えられるのは逆にロシア領土を侵攻することで今後行われるであろう停戦条件を有利に進めたいという思惑があると考えられます。現状ウクライナは東側の多くをロシアに奪われた状態であり現状jとして奪還は非常に困難です。

しかし今回の侵攻からも見てもわかるようにロシア領土側はほぼ無防備になっていたことは明らかでありこちら側を深く進攻することで交渉材料として有効活用することができると考えらえれます。