イスラム組織ハマスがイスラエルに侵攻、一般人1000人以上拉致・虐殺したことで始まった一連の中東問題。現在はイスラエルがテロ組織のトップを殺害したことで報復攻撃の報復攻撃という事態になっています。

その最近の大きな出来事しては先日レバノンの親イラン武装組織でハマスに近いヒズボラがイスラエルに対して無誘導ロケット砲による無差別攻撃を実施しました。ヒズボラは320発以上のロケット砲と自爆ドローンを投入したと発表しています。

一方イスラエル軍によると、ヒズボラの攻撃が実施されるわずか15分前、25日4時45分に上空待機していたと考えられるイスラエル空軍機100機がヒズボラの軍事拠点、特にロケット砲を準備していた拠点に対して攻撃を実施したと発表しました。

イスラエル側によると、自国の北部地域を狙っていたと考えられるレバノンのミサイル・ロケット発射台を同時に攻撃したとしています。これにより推定で数千発相当のロケット砲などが破壊されたとしています。

イスラエル高い諜報活動

このきっかけとなったイスラエルが行ったハマストップの暗殺でも言えるように、イスラエルが得ている敵対勢力の情報というのが一連の攻撃からもわかるに、非常に正確でかつ強力に収集を行っていることがわかります。

言い換えればヒズボラやパレスチナ、イランといった国の情報の取り扱いが雑とも言えるのですが、いずれにしてもそれら情報を盗み取るか何らかの方法で得なければなりません。

今回のヒズボラ攻撃についても航空機100機を展開させるという戦争並のことを事前に準備できるほどの情報量をイスラエルは相当前から得ていたということになり、ここからもイスラエル軍の諜報活動の規模が伺い知ることができます。