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アメリカメディアによるとマサチューセッツ州で東部ウマ脳炎の感染者が確認されたとしており、10月まで屋外のでの活動を禁止する命令が出されたと報じられています。

CBSによると詳しい内容は明らかになっていないものの、マサチューセッツ州の保健当局は蚊によって媒介することがわかっている東部ウマ脳炎の感染例が報告されたと発表しており、極力外での活動は控え、特に蚊活動的になる夕方6時以降は全地域で屋外活動を一律禁止にする命令を出したとしています。

東部ウマ脳炎は日本の厚生省にるとトガウイルス科アルファウイルス属に属する東部ウマ脳炎ウイルスが原因とするもので、通常蚊と鳥の間で感染を繰り返すものだとしています。この蚊が人間に刺すことで人間で脳炎を発症することがあるといいます。



症状は高熱、悪寒、倦怠感、筋肉痛で発症までの潜伏期間は3~10日とばらつきがあります。多くの場合で1~2週間で回復するものの、場合によっては脳炎に進行することがあります。この脳炎に陥ると致死率が非常に高く33%、つまり3人中1人の割合で死亡。特に50歳以上では50%の確率で死亡します。仮に死亡しなくても脳炎を発症するとその50%前後の確率で軽度~高度の永続的な神経学的後遺症を残すとしています。

治療方法については存在しません。有効な抗ウイルス薬などは開発されておらず人体の免疫力などによる対症療法ということになります。