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ロシアが殺人などの重大な犯罪で収監されている人間を前線に送っていることが明らかになっているのですが、海外メディアによるとこのウクライナ戦に参加し釈放された殺人犯が再び殺人で収監され、また参戦し釈放された人間がいると報じられています。

これはBBCなどが報じているもので2度の殺人と2度の対ウクライナ参戦で釈放されたイヴァン・ロソ・マッキン(29)についてです。この人間は彼は2019年に女性を殺害した容疑で逮捕され14年刑を宣告されて収監されていました。しかしウクライナ侵攻が始まった2022年2月に転機が訪れることになります。
ロシア民間軍事企業としてプリゴジン率いるワーグナーグループは2022年半ばからロシア全域の刑務所に出向きこのようなことを犯罪者に口にしました。ウクライナとの戦争で6ヶ月間祖国で戦った後、生きて戻れば赦免と自由を約束するというものでした。

つまり犯罪者は傭兵として使うというもので大半が死亡したとされているのですが、ロソ・マッキンは2022年9月に戦場に出向き半年間生き延び社会復帰を果たすことになります。しかしこの人間は社会復帰後故郷に戻ったものの2023年に家に侵入して性暴行と殺人を犯し逮捕。その後、22年刑を宣告され再び刑務所に戻ったとしています。

しかし今月19日に刑務所から解放され再び戦場に行ったとしています。

この内容は事実のようで、殺害された家族がBBCとのインタビューで「殺害した犯罪者が再び犯罪に対する罰を避けて戦場に行った」「彼が再び解放されたのは本当にひどい。 21世紀にこのようなことが起きているという事実は信じられない」と打ち明けています。また「また彼が釈放されれば次は私たちの家族が深刻な危険にさらされることになる。私たちに復讐しようとするだろう」と付け加えています。

現在ウクライナでも兵員不足から収監者を対象に動員はしているものの、殺人犯や性犯罪者で有罪となった人物は除外されています。