image193

アメリカが開発した大型の無人偵察機RQ-4Bに関して、エストニア上空を飛行しているときにロシア軍からと考えられる電子攻撃に晒され、一時操縦不能になったり操作を受け付けないなど陥ったと報じられています。

軍事系ニュースサイトによると出来事があったのは現地時間2024年8月30日で、見出しでも紹介したようにエストアニア領土上空、ロシアとの国境に近い空域を飛行していた際に通常では考えられないトラブルが生じなんとか基地に帰還させることに成功したと報じられています。

Flightradar24にはこのRQ-4Bの飛行経路が示されており、無秩序に飛行した様子が捉えられています。

3068d67b23_screenshot_4

報じられているレベルの内容によると、RQ-4Bは地上からオペレーターによる操作を受け付けなかったり、電波が届かず操縦不能になったとしており、明らかに何らかの外的要因で発生したことがうかがえるものとなっています。

予想ではロシア軍の電子戦システムによりRQ-4Bを操縦不能にさせ墜落させようとしていたと考えられるのですが状況はよくわかっていません。仮にロシア領空内に入ったとなると撃墜されたり今後のウクライナ問題をより深刻化させる懸念があったことから、無人機を飛ばす危うさというのが露呈する形となりました。

アメリカなどの西側の無人機は以前ウクライナ南部の黒海上空、つまり全く問題ない空域で最も頻繁に活動していたものの今年6月末に事件が発生した後にロシア北部の国境に移動していました。現在、ルーマニア沿岸とクリミア沿岸南部空域は無人機ではなくNATOの有人偵察による活動のみが行われているいとされています。